2013年12月28日土曜日

「ゆるい」バッハ(on twitter @rahumj)

 敬虔主義は,バッハの音楽にインスピレーションをあたえた.マタイ受難曲しかり.ヨハネ受難曲しかり.正統主義からそれらのバッハの音楽は,生まれてきえたであろうか?

 かといって,すべてのバッハの音楽が敬虔主義的というわけでもない.バッハはルター派正統主義内にいた.したがってその作品は正統主義的作品がむしろメインであり,彼の作品の建築的作法にそれは表れている.しかしバッハには,神秘主義的ともいうべき作品も存在する.


ルター派正統主義の教義では、音楽は人を神により近づけるものであったと考えられていたのに対して、敬虔主義では、音楽は個人的な黙想の訓練に用いられるものと考えられていた読書感想文のページ「神には栄光 人の心に喜び-J.S.バッハ その信仰と音楽/ヘレーネ・ヴェアテマン/村上茂樹訳」

 またルター派プロテスタントであっにもかかわらずバッハは,カトリックのミサ曲ロ短調 BWV232 をも作曲し,「カトリック的な神の讃美の世界と、ルター派的な十字架信仰の世界の、類のないほどの衝撃的出会」いをもたらした.

 神秘主義を含むカトリックの批判から生まれたルター派正統主義.そのルター派正統主義の批判から生まれた敬虔主義.バッハはルター派正統主義を中心としながら,その弱点を補うかのように,その周辺の宗派要素をバランスよく取り入れて作品を作っていたのだろうか?

 バッハ における聖と俗とのバランス感覚.パトスとロゴスとのバランス感覚.そして自分にはとても認識しきれない,音楽内における数学的幾何学的なバランス感覚.それを思うとき,彼が正統主義の立場でありながら,背理的にそれらを導入したことは十分考えられると思う.

 正統主義者バッハの耳は開かれていた.その彼に「自由」を保証したのは,言うまでもなく神自身である.彼は自分が「司祭」であることを強く自認していたのかもしれない.その自由は,正統からの逸脱をもたらすと同時に,彼と彼の作品に生命を与えた.

 バッハ の持つ絶妙なバランス感覚は,正統主義者にありがちな,硬直した教条主義者化から彼を守った.そして正統主義に身をおいたはずのバッハの作品に,ある種の普遍性をももたらした.それは彼の「ゆるさ」と言っても良いのかもしれない.

 しかしこのバッハ の「ゆるさ」は,今見てきたとおり,極めて制限されたものであることを忘れてはならない.つまり「手抜き」でも「制御不能」でも「ノイズ」でもない.それ は彼の「art」である.彼は人格的に顕現される神の讃美からは,いつ何時も逸脱しなかったと自分は思う.

 バッハ に与えられた賜物であろうその「バランス感覚」「ゆるさ=許し」を,自分は果たして,その何百万分の1でも与えられているのだろうか?それは自分の信仰生 活や自分の周囲において何を意味するのか?それともそれはは捨て去るべき幻影(まやかし)なのだろうか?身分不相応なのか?

2013年12月27日金曜日

ピアノ練習(2013/12/26) :超スローテンポでのバッハの味わい

 年末になり,イベントやらなにやらで,忙しくなってしまい,ピアノ練習の時間がとれなくなってしまった.本日は1時間半練習したが,久々といった感じだった.

 練習当初は指の動きも,かなりたどたどしかったので,もしやかなりの練習成果が失われたのでは内科と心配したのだが,しばらくすると,指も調子が出てきて,以前のように動くようになった.逆に言えば,指はそう簡単に練習内容を忘れないようだ.

 本日は,とにかくインヴェンション第1番をメインで練習し,感覚を取り戻すことに終止した.また4番までは,一応片手で一通り練習はしておいた.こちらも意外にも,それほど練習成果を忘れていなかったようだった.

 マンネリ打破としては,第3番の両手練習を数小節,超スローテンポで譜面を確認しながらやってみた.ところがこれが意外にもおいしかった.超スローテンポの両手練習では,それぞれの和音の響きを,十分に味わうことが出来る.

 いつも思うことなのだが,バッハの曲はゆっくり弾いても,なぜか味わい深い.いやむしろ,ノーマルテンポで聞いた場合には気づくことの出来ない,「隠されたうまみ」のようなものが,いぶりだされてくる.これはおそらくポリフォニックな音楽の作曲において,横方向(時間=歌)だけでなく,縦方向(空間=和音)について,バッハが相当な意識を持っていたからなのだろう.まるで自分は,音楽という建築物を支える,その柱の一本一本の美しさを吟味しているかのような気分だった.

ということで,本日はここまで.お疲れ様でした.

2013年12月19日木曜日

ピアノ練習 2013/12/18:バンブラDXとバンブラP

最近ブログを書いている時間がなく,しかも体調を崩したりしたので,ずいぶん記録は飛んでしまった.とりあえず本日のことだけ記録しておく.

 本日の練習は1時間半.内容はほぼいつもどおり.既にマンネリ化しているので,打破する必要があるのだが,それを工夫している時間が今のところ捻出できそうにない.このままだと,練習がおざなりになってしまうと思い,30分間はDSiLLでバンブラDXの練習をやってみた.

 久々だったのでやはり手が動かないのだが,打ち込みであっても,良い曲には深い感動があった.その中には,自分で耳コピして作った曲も含まれている.時間があれば,年末年始の休暇中に,1曲ぐらいは耳コピで作りたいものだが,現在既にバンブラDXの楽曲アップロードはできなくなっている.つまり作っても他者に楽しんでもらうことができない.

 作った曲を公開するためには,3DSと新製品ソフトの「大合奏! バンドブラザーズP(以下バンブラP)」が必要となる.これはかなりの出資だ.

 バンブラPがその前のバンブラDXよりも良い所は,
  • ネット合奏で見知らぬ人と合奏
  • パート数が8から10に
  • 最大小節数が120から150に
  • 使用可能楽器が58種類から72種類
  • VOCALOID機能
  • 3000曲までダウンロード可能(要SDカード,有料トマト)
  • ドラムにパッド操作を追加
  といったところだが,ダウンロードプレイなどが削られており,リアルな友達と気軽に合奏することができなくなってしまった.

 まだ発売直後であり,ダウンロード可能な楽曲も揃っていない上に,ダウンロード時に必須となる有料トマトは使用期限があるために,ある一定の期間以内にダウンロードしなければならないという制限がある.

 このような理由から,自分はまだバンブラPには手を出していない.そのため曲作りは今年の年末年始はお預けとなる.

 話がそれた.あまりうまく行かなかったが,バンブラDXの演奏練習で,マンネリ化したピアノ練習が少しリフレッシュ出来た気がした.

 最後に本日の発見を一つ.トリルについて毎回のように書いていたが,本日トリルに関するネット検索を行って発見があった.譜面上のトリルの運指指定は2指と3指なのだが,これを1指と3指,または1指と4指でやってみろというものだった.実際それでやてみると,トリルの音の粒が揃って,発声が確実になった.まだこの指の動きには慣れていないのだが,今後クセ付けようと思う.ただ,ちょっと指の疲れ方が新しい方法の方が疲れる気がする.もしかしたら長い曲では,この運指は向いていないのかもしれない.この点については,またネットで検索してみよう.

 ということ本日はここまで.お疲れ様でした.

2013年12月15日日曜日

ヘルムート・ヴァルヒャのハープシコード曲(on twitter @rahumj)

 ヘルムート・ヴァルヒャHelmut Walcha)のバッハのオルガン曲ではなく,ハープシコード曲を聞く.この抑制感は,彼が全盲であることから来るのだろうか?細部まで丁寧に提示してくるので,食べ残しなく,すべて美味しく食べられる感じ.

  YouTube: Bach the well tempered clavier book I BWV 846 870b Helmut Walcha

2013年12月12日木曜日

コンピュータ音楽の分水嶺(on twitter @rahumj)

 本日のTVにおける坂本龍一の発言を聞いてふと思った.

 コンピュータ音楽創作において2つの方向性があるということ.一つはコンピュータの冷たい数理的美しさ・清潔さを追求する方向,つまり人から離れようとする方向.もう一つはコンピュータに命を吹きこもうとする方向.つまり人肌に近づけようとする方向.

 前者は「人から遠ざかっていく音楽」と言えるのかもしれない.その追求とは詰まるところ,人間と音楽自体の間に横たわる決して越えることの出来ない深淵を,認識するという行為なのかもしれない.

 その深淵を前にして絶望することのない音楽家には,おそらく音楽自体に対する敬虔な信仰があるのだろう.その前に立ち止まれば彼は,決して越えることの出来ない深淵の向こうから流れてくる,数理的美の芳香に癒される.しかし後を追って歩き始めれば,深淵はますます広く,そして深くなっていく.ここに彼の信仰は試されるであろう.

 後者はもっとわかりやすい.人肌を目指すコンピュータ音楽の目標は,明らかにアンドロイドである.それはただのアンドロイドではない.そのアンドロイドは,人類の誕生から現在に至るまで,人としては決してやってくることはなかった「究極の美女」の像である.

 前者と違い,後者のアプローチをとる者は,音楽自体と人間との間に絶対的な断絶があるとは認識しておらず,むしろ両者間の距離はその追究によって限りなく縮める事が可能であり,最終的には人間と音楽とが完全に「一体となる」ことができると想定している.

 ピュグマリオーンの甘美な夢を見た人々の悲劇は,彼らの作品が結局は物体であり,一体化が不能であったことによる.しかし音楽作品ではどうなのか?そもそも自分で音楽を創作し,それを自分で奏でるという行為は,ピュグマリオーン性を元来持っているのでは無かろうか?

 いずれにしてもピュグマリオーン主義者は注意しなければならない.一つは内向的排他性(閉じた系)に伴う死.もう一つは快楽追求主義による消耗死である.

 この2つの方向性は,コンピュータ音楽の問題というよりも,古くから音楽に内在していた問題であり,それがコンピュータという拡大鏡の出現により顕在化した,といったほうが正しいのかもしれない.

 おそらくバッハは,その作曲において,神と人とによって形成された無限の広さを持つ1次元空間の,いったいどこに己の工房を築くのかについて苦慮したことだろう.しかし,ありがたいことだ.彼にはその決定のためのある資料が手渡されていたのだ.それが聖書であった.

2013年12月11日水曜日

椅子の位置とリズムの揺らぎがもたらす神秘感(昨日と本日のピアノ練習2013/12/09-10)

 昨日と本日のピアノ練習は約1時間半.内容はほぼいつも通りで,インヴェンション第1番をメインに練習した.練習内容については,敢えて書いておくものはないのだが,2つ気づいたことがあった.

 一つはピアノに対する椅子の相対的位置の問題,もう一つは「リズムの揺らぎがもたらす神秘感」とでも言ったものだが,本日は時間が無いので言及は止めておく.

 ということでお疲れ様でした.

2013年12月9日月曜日

オルガンコンサートでの再発見(on twitter @rahumj)

 オルガンコンサート終了後の懇談会.コーヒーを飲みながらオルガニストの方とお話が出来て,私にとってはとても楽しいひとときだった.本日の演目構成は,前半は主にクリスマス向けのパストラーレ,後半は同じくクリスマス向けの楽しい有名な讃美歌というもの.この中には当然バッハも含まれる.

 特に前半の構成は,ほぼバッハ以前のパストラーレ系作品を続けて演奏し,最後にバッハのパストラーレ BWV590 を演奏するというものだった.その最後のバッハの演奏が,予想に反して,あまりにも近代的に自分の耳に響いたので面食らってしまった.

 「バッハ以前」と表現したが,ジーフェルトを除いて,ツィポリ,コレッリ,ブッツシュタットといった,ほぼバッハと同年代の作曲家の作品だった.また時代的にバッハ後であるバルバトルの作品も含まれていた.これはオルガニストの方に確認していないが,意図的な構成なのだろう.

 バルバトル除いたそれらのパストラーレ系の作品には,確かにある種独特のニオイが漂っていた.それはおそらく牧羊の群れのニオイ,田舎における素朴な生活臭であった.
ところがバッハのパストラール BWV590 は驚くべきことに無臭だった.確かにバッハは羊(牧歌)を材料に料理しているようなのだが,その焼き肉からは羊の臭みが全くしない.あく抜きされ,臭みがなく,おまけに美しく整然と盛りつけられていた.自分が近代を感じたのはそのためだろう

 それでは,バッハ以降のバルバトル (1727-1799)の作品はどうかというと,今度は逆に羊っぽさが全くなくなる.もちろんパストラーレではないから,羊臭が無いのも当然ではあるが,元ネタは讃美歌第二編112番,スイス民謡のノエル=クリスマスキャロルだ.

 このバルバトル の変奏曲は,全く元ネタの民謡臭がしないだけでなく,もっと人工的な,華美な,装飾的な,もっと言えば拘束的なものを感じた.羊に豪華な服を着せたような感じだ.それが革命を目前にひかえた,当時のフランス文化のなせる業だったのかもしれない.

 バッハ以前のパストラーレを4曲,バッハ以後のパストラーレを1曲が演奏された後に聞くバッハのパストラーレは,単に近代的に聞こえただけではなく,素材(牧歌)の良さを殺さない絶妙なバランスのとれた作品として自分の耳に響いた.

 ツィポリやコレッリは比較的有名な作曲家だが,今回の演奏を聴いた後,自分は思ってしまった.

 「バッハはこれらの作曲家とは格が違う」

と.そして改めて,バッハのすごさを再認識し,打ちのめされたのであった.

 ただ今回のオルガニストの方は懇談会において,「この教会のポジティフオルガンには,素朴な曲が似合っているから」ということで,これらマイナーな牧歌色の強い曲を選んだとのことだった.バッハのような完成度の高い作品ばかりではなく,素朴な曲の持っている「良さ」も知ってもらいたかったのだろう.

 おそらくこのような曲順になったのは,単純にバッハのパストラーレが,このコンサートのメインの曲で,難曲かつ長い尺の曲だったというだけではなく,最初にバッハのこの曲をやってしまうと,残りの曲があまりにも素朴で,つまらない曲に聞こえてしまうからだろう.

 ただバッハを最後に配置した今回の曲順は,バッハを最初に配置した逆順よりも,バッハのすごさを認識させるのには効果的だったという気がする.興奮冷めやらぬ自分は,家に帰ってから改めて,バッハのパストラーレを Karl Richter 版で聞き直したのであった.

 するとこちらは本物のパイプオルガンなので,音の残響時間と太さが全く異なり,また印象が変わってしまった.

 ちょっと惑溺感のような,夢見心地の酔いが入り交じってくる.当たり前なのだが,教会のポジティフオルガンは,鍵盤は1段しかなく音域が狭い.そしてなによりも音そのものが圧倒的に小さい.その上,礼拝堂の構造が無響室のようになっているため,ほぼ無残響である.オルガニストの方も「残響が無いのでごまかしがきかない」と言っておられた.当然バッハは,通常のパイプオルガンによる演奏を想定して作曲している.残響による音の入り交じりも計算に入れているはずである.

 すると自分が聞いた,バッハのパストラーレ Karl Richter 版で感じたあの「酔い」は,本来の演奏では必須なのだろう.つまり臭みの無い,整然と盛りつけられた,極上の羊の焼き肉には,ブドウ酒が添えられていたのであった.

 つまり,ポジティフオルガンによるバッハのパストラーレの演奏は本来不可能なのだが,それを百も承知の上で,オルガニストの方は演奏されたのだろう.

 そしてオルガニストの方が感じたであろう,その「歯がゆさ」のようなものが,ポジティフオルガンや残響の無い礼拝堂でも問題の少ない,牧歌性(笛による,無残響の野外で演奏)の強い古い曲への演奏意欲につながっていると想像する.

 自分はパイプオルガンをその本体だけで成立する楽器だと思い込んでいた.しかしそれは間違いだった.パイプオルガン本体は楽器の発声部にすぎない.パイプオルガンは,そのオルガンを内蔵した建築物全体で鳴らす超巨大楽器だったのだ.

 パイプオルガンを購入すると言うことは,一つの建築物を購入することに他ならない.こう考えてみると,制作費用1億円以上,年間維持費200万円とも言われる,そのパイプオルガンを預かる選任オルガニストの重責は想像を絶するものがある.音楽のプロ中のプロが選ばれるのも当然だ.

 そして,はたと気づいた.あの野平一郎のような大先生が,なぜ地方の静岡音楽館AOIの芸術監督になったのか.それはそこにパイプオルガンがあったからだと.

最後に本日の演目を上げておく.
  1. D.ツイッポリ(1675-1716)
    パストラーレ ハ長調
  2. A.コレッリ(1653-1713)
    パストラーレ ト長調
  3. P.ジーフェルト(1586-1666)
    変奏曲「御子,ベツレヘムに生まれぬ」
  4. J.ブッツシュタット(1666-1727)
    「今きたりませ」による2つの変奏曲 讃美歌第二編96番
  5. C.バルバトル(1727-1799)
    スイスのノエル「彼は可愛い天使」による変奏曲 讃美歌第二編112番
  6. J.S.バッハ(1685-1750)
    パストラーレ BWV590
  7. 作曲者不詳
    「ああ,お母様聞いて頂戴」による5つの変奏曲
  8. J.S.バッハ
    「あまき喜びの中に」 BVW729 讃美歌102番
  9. R.テイラー(1747-1825)
    「神の御子は」による変奏曲 讃美歌111番
  10. B.カー(1769-1825)
    「いざ歌え,いざ祝え」による変奏曲 讃美歌108番
  11. G.ムファット(1653-1704)
    トッカータ2番 ニ短調
  12. アンコール曲(失念)

2013年12月7日土曜日

ピアノ練習 2013/12/6

本日の練習は約1時間.メインはインヴェンション第1番のメトロノーム付両手練習だった.軽く第2番の両手練習,第3番と第4番の片手練習も行ったが,通しを1回やったぐらいで,第1番の練習がほとんどだった.

本日気づいたことは,メトロノームによって,難所においてリズムが早くなってしまう部分があったということだ.難所だと遅くなるのが普通なのだが,気持ち的に速く切り抜けたいという気持ちがあるためなのか,速くなっていた.メトロノームなしの時にはリズムにきちんと乗っていたつもりだったのだが,やはりあてにはならないようだ.

そこでメトロノーム付きで,難所の部分だけの繰り返し練習をおこなったが,なかなかうまく行かない.もしかしたら,メトロノーム浮きで繰り返し練習はやったほうがよかったのかもしれない.

先日からトリルのやり方を変えたのだが,こちらもまだ感覚がよくわからない.確かに指を鍵盤から離さず指をあげないようにすれば,音は出て,しかも速くトリルができる.しかし音がはっきりせず,音量も小さくなってしまうようだ.ちょっと強めに引くべきなのかもしれないが,力を入れると動きが遅くなる.これについては,また対策を考えたいと思う.

ということで,お疲れ様でした.

2013年12月6日金曜日

ピアノ練習 2013/12/5

本日のピアノ練習は,1時間のみ.しかもインヴェンション第1番の練習をメインで行った.ここまでブログには書かなかったが,練習は約30分ぐらいやっていた.しかしほとんど練習とはいえなかったので,書き込みはしなかった.

この30分練習は,やはりインヴェンション第1番の両手練習を繰り返し行うというものだった.そのため本日は,第2番~第4番については,かなり指の動きが悪く,忘れている部分も多かった.思い出し練習とでも言うようなものになってしまった.

あれだけ練習したものが,数日間練習しないだけで失われてしまうのかと思うと,ちょっとむなしい気もした.外国語の習得トレーニングと同じで,基本的には短い時間でも,毎日練習すべきだと感じた.

ただここ数日間恐ろしい睡魔に襲われており,練習しながらいつのまにか指の動きが止まって,鍵盤に指をのせただけの状態となり,その後徐々に横に傾いて,椅子から倒れてやって気がつくといった状態で,とても練習にならなかった.それでも30分は練習したのだが,実質的には練習とはいえない状態だった.

本日は眠気はそれほどなかったが,あまりにも忘れてしまった事が多いことに驚き,少しやる気をそがれた形となった.それでも1時間確保できたことで,よしとしておく.そうそう,眠気がなかったのは,練習開始時間を普段よりも数時間早めたためかもしれない.眠気対策でそうしたのを今思い出した.

ということで,お疲れ様でした.

2013年12月1日日曜日

ピアノ練習 2013/11/30:トリルのコツ,デジタルピアノの最適ボリューム

 ちょっと忙しくて,ブログを書けなかった.本日は1時間練習なのだが,いくつかの発見があったので,それについて書いておく.

 ちなみに練習内容は,インヴェンション第1番の両手メトロノーム付き練習をメインとして,第3番までをサブで練習した.

 例によって,トリルがうまくいかないので,ついにネットで検索してみた.すると答えは意外だった.その答えとは,

高速トリルをする時は,指が鍵から離れないように行うこと

以前のブログ記事では,指の跳ねが高速な動きには必要だと書いたが,それは全く間違っていたのだ.基本的には,指を上げすぎないことが大切.考えてみれば,指が跳ねて,鍵盤から離れてしまえば,それだけ動く距離が増えるわけだから,高速な動きが難しくなるのは道理だった.そこで実際にやってみると,確かにこのやり方のほうがうまくいく.

 自分はさらに,いくつかの原則に気がついた.例によってこれが正しいかどうかは別なのだが,当面はこの原則でトリルを行おうと思っている.
  • 打鍵後の指は,鍵盤が元に戻ろうと動き(重さ)に合わせる.つまり打鍵後,鍵盤が元の位置に戻ろうとする速度と,指が上に上がろうとする速度を合わせるのだが,基本的には鍵盤が指を載せて,上にリフトするような感じ.これならば指と鍵盤は,強くは密着しないが,指が鍵盤から離れることはない.つまり他の鍵への素早い移動と,トリルの要請とを両立できる.
  • トリル中は,鍵盤の水平面より下で指を動かす.打鍵後,音が鳴ってから,上記のやり方で指は鍵盤に押されて戻るが,再び押し始めるタイミングは,鍵が完全に戻る前に行うということ.これによって,より指が鍵盤から離れにくくなると思われる.また上下に動く距離が短くなるので,高速トリルが可能となるはず.高速トリルを行う場合は,その上下の距離がより短くなると思われるので,トリル中の指は,より鍵盤の深部で上下することになる.鍵盤の底で細かく振動するようなイメージになるのではないか?
  • 打鍵時に,鍵盤を押していき,鍵盤の底についたと指が感じたら,すぐに押す力を抜いて上記の指戻しに入る.つまり音を短く発声させる.以前は底にぶつかって跳ねるようなイメージを持っていたが,それでは鍵から指が離れてしまう可能性が高い.また音が鳴ったかどうかを耳で確認していると,長く押してしまうと思われるので,指の感覚で戻しのタイミングを判断する.
 とりあえずこれらを頭に入れて,しばらくは練習してみようと思っている.

 さてここ数日の練習で,もう少し気づいたことがあるので書いておく.

 まず一つ目は,室温が下がってきたため,手がうまく動かなくなってきたことだ.例えば,現在の室温は16度ほどなのだが,これでも指の動きが悪くなっているのを感じる.対策としては,穴あき手袋を使用するとか,指のアップを行うなど考えているが,今のところ実行していない.16度ぐらいならまだいいだろうが,今後,本格的な冬を迎えることになるが,その時は何らかの対策が必要となるだろう.

もう一つは,デジタルピアノ特有の問題であるボリューム設定だ.自分は基本的にヘッドホンをつけて練習しているが,いままでボリューム設定はあまり気を使わなかった.音が聞こえれば良い程度に思っていたのだ.ところが最近,トリルの問題を考えていた時に,どのぐらいの弱い打鍵で,音がなるのかが気になってきていた.このピアノにおいて,ピアニッシッシモの音はどれぐらいの打鍵力で鳴るのだろうか?そこではたと気がついた.だけどそれはボリュームが小さめに絞ってあれば,音は鳴っていても,聞こえないじゃないのか?

 たしかにその通りだ.その他にもボリュームを絞ってあれば必然的に,ボリュームをより上げてあった場合よりも,強い力で鍵盤を押しているだろう.そうなると当然,ピアノの特質から言って,音色が変わってくる.もしかしたら自分は今まで,標準よりもボリュームを絞っていたのかもしれない.確かにボリュームは35%ぐらいのところに設定していた.そこでボリュームを上げて,一応50%の位置に設定し直した.しかしながら果たしてこれが適正,つまり通常のアコースティックピアノとおなじ感覚となる位置なのだろうか?

 そこでネットを調べてみると,デジタルピアノメーカーの一つである Roland のページに答えがあった.それによると,「ボリューム設定は半分の位置がベスト」ということだった.おそらくメーカー側もこの問題については配慮していることだろうから,半分を標準,つまり一般的なアコースティックピアノとおなじ感覚になるように設計してはいるのだろう.

 ただ,自分のデジタルピアノは YAMAHA 製 P-105 (リアル・グランド・エクスプレッション・スタンダード音源,グレードハンマー・スタンダード鍵盤 )だが,この機種には「インテリジェント アコースティック コントロール」という機能がある.この機能は「音が小さくなるにつれ、聴き取りにくくなる高音や低音を自動的に補正する機能だ.しかもこの補正のかかり具合は,±3まで設定できる.自分はこの機能についてはノータッチで,標準状態のまま使用してきた.そのため,この機能のおかげで,ボリュームを比較的小さくしたまま練習することができたのかもしれない.

 もしこの補正機能が強く働いていたとすると,自分は高音域や低音域を,本来のタッチ強度よりも弱く弾いていた可能性がある.これはこの機能を無効にしてみなければよくわからない.時間があったら試してみたい.

 ちなみにこの機種は,鍵盤のタッチ感度を「タッチ感度無視設定」を含めると,4段階に設定できる.現在自分は標準であるミディアムで使用している.現在販売されている YAMAHA のデジタルピアノの中で,P-105は最も安いモデルではあるのだが,別のピアノを弾いていた人が移行するケースも,ある程度考慮している点については,好感が持てる.

ということで,本日はここまでにしておこう.お疲れ様でした.

2013年11月28日木曜日

昨日と本日のピアノ練習 2013/11/26-27

 昨日の練習は30分.昨日は睡眠時間もあまりとれなかったためか,練習しながら,眠ってしまい,横に倒れてしまうので,練習はあきらめた次第.

 本日の練習は1時間.本日については,仕事が押してしまったため,また読書会の本読みをしておく必要があったため,練習時間が確保できなかった.

 両日とも練習時間が短かったので,インヴェンション第1番をメインで練習した.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年11月22日金曜日

ピアノ練習 2013/11/21

 本日のピアノ練習は1時間のみ.あいかわらず,PC環境整備のために時間がなく,練習時間があまり確保できていない.練習は当然絞られることになり,インヴェンション第1番の両手練習をメインで練習した.特にトリルをうまくやるために,意識的に手を弾ませてみた.確かにこのやり方だと,トリルがうまくなるような気がする.果たしてこれが正解なのかよくわからないが…

 第2番から第4番までは,あいかわらず覚える練習.そのため内容はほぼこの前の回と変わらない.ちょっとマンネリ気味であるが,今は練習に工夫をこらす時間もない.しばらくは,こんな感じが続くのではないかと思う.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年11月20日水曜日

ピアノ練習 2013/11/20

 ただ今,先日作成した,仕事道具である新PCのシステム設定のため,練習時間が取れない.ブログを書く暇もなく,システム復旧を行っていたため,ずいぶんとブログ投稿を行っていたなかったが,実際には土曜日にピアノ練習は2時間行っている.

 本日はそのため,練習時間は1じかんちょっと.メイン練習は,インヴェンション第1番で,ほぼ50分ぐらいかかってしまった.第2番から第4番までは,軽くひと通りいつもの練習を行った.

 インヴェンション第1番の練習は,メトロノーム付きの両手練習だったが,練習量が足りないためか,あまりうまくいかず,特に難所は片手,または両手で繰り返し練習を行った.それと,電子ピアノの録音機能を使って,何度か練習を録音して,聞いてみた.やはり左手の音が大きすぎると感じる.これならば,左手はフルストロークするべきではないのかもしれない.どうなんだろう?

 本日の練習で気づいたことは,まず第1に,「指の跳ね」のことだ.指がべったり鍵盤に吸い付くと,指が素早く動かない.つまり押している意識が強いのだと思う.そうではなく,打鍵・叩く感じで行うと自然と指は跳ねるように動く.そうなると,当然手の位置は,高めに取ることになる.今までは,鍵盤を押していたので,どんどん手が低くなり,最終的には鍵盤のレベル以下になる.こうなるともはやまともに弾くことできない.ということで,これからは,ちょっと跳ねる感じを意識して,練習してみようと思う.

 それともうひとつ気になったのは,肘の位置だ.当然のことながら,肘が落ちていると,手のひらも落ちやすい.かと言って,肘を持ち上げてしまうと,肩が疲れてしまう.この肘の位置については,椅子の高さや鍵盤の高さ,すなわちセッティングの問題なのだが,これについては,有名プレイヤーがどのぐらいの高さにそれぞれセッティングしているか,一度確かめてみようと思う.おそらく常識的には,方から力を抜いた状態で,前腕部が床と並行になるくらいだと思うのだが…

 ということで,このブログは新PCのからの最初の投稿だが,非常に高速になり,入力も速く,スムースになったため,単位時間あたりの打ち込み量が格段に増えた.そのため,筆が滑っているところもあると思うが,ご容赦.

 ということで,本日はここまで.お疲れ様でした.

2013年11月15日金曜日

本日と昨日のピアノ練習 2013/11/13-14

 昨日のピアノ練習は1時間のみ.しかも効率が悪かった.それは風邪を引いてしまったからだ.一昨日あたりから,冷え込みが厳しくなり,我が家でもファンヒータやハロゲンストーブに,今年初めて火を入れた.自分は,昨日ある人のところへ行ったのだが,その人が風邪を引いていたのだ.密室で話し合ったため,風邪が移ってしまった.

 それでもピアノ練習だけは軽くでもやっておこうと思い,1時間チャレンジしてみた.薬は飲んだのだが,鼻水が止まらず,タオルを股の上に敷いて,鼻水をポトポト垂らしながらの練習となった.練習内容は絞り込んで,インヴェンション第1番と第2番のみ.

 そのため本日は,一日中家から出ずに,療養することになったのだが,夕方当たりから回復してきた.喉の痛みはまだ取れないが,滝のように流れ落ちてきた鼻水はとりあえず,あまり出なくなった.そこで本日は2時間練習.

 練習内容は,ほぼいつもと同じ.メイン練習は第1番.サブ練習は第2番から第4番.

 本日は,第1番については,まずメトロノーム(♩=120)付き両手練習を行った.最近は慣れてきたのか,♩=120でもむしろ,ゆっくりすぎる感じがする.メトロノームのリズムに合わせようとするのだが,メトロノームを追い抜いてしまったり,難所では遅れたりする.このぐらいのテンポで練習した方が,いろんな事がわかって,トレーニングとしては良いのかもしれない.

 またこの第1番について,初めて電子ピアノの録音機能を使って,自分の演奏を録音して聴き直してみた.もちろん,録音していると思うと緊張してしまうので,最後まで完走できずに,途中で崩れてしまう.そこでとりあえず,崩れてしまうところまでを聞き直してみた.

 すると予想通り,いろいろと発見があった.まあひどいものだ.テンポうんぬんよりも,音の強弱のコントロールが全く出来ておらず,粒が全くそろっていない.そして,譜面上,両方の手の音が鳴っているはずのところで,左右のズレがかなりあった.

 しかし一番気になったのは,左右の手の音の平均的な大きさだった.左側の音が大きく聞こえて,バランスが悪かったのだ.特にハモるところで,音がキレイに混ざらない.分離感がある.左手を意識的弱く弾く必要が,今後あるかもしれないと思った.

 第2番については,両手練習を曲を覚えるためにやったのだが,なぜか本日はかなり忘れていた.

 第3番については,通しの片手練習と,アルペジオを指に覚え込ませるための繰り返し練習.

 第4番については,YouTubeのお手本に合わせて,右手の片手練習をやろうとしたが,とてもついて行けないことがわかり,途中で通常の片手練習に切り替えた.左手の片手練習は多めにやり,特に前半部を練習.

 やはり喉が痛いなぁ.ということで,お疲れ様でした.

2013年11月12日火曜日

ピアノ練習 2013/11/09-11

 まず土曜日のピアノ練習は,2時間.だいた内容は本日と同じなので,割愛.

 本日の練習は2時間.メイン練習は相変わらず,インヴェンション第1番の両手通し練習と両手難所繰り返し練習.そしてトリルを正確に弾く事に注意した.しかし疲れてくると,どうしてもトリルがうまくいかない.持久力がついてくれば,何とかなるのだろうか?

 素人なのでよくわからないが,キーの根元に近い方よりも,端の方がトリルのコントロールが楽に思えたので,本日はトリルの時に意識的にキーの下の方をたたくようにした.果たして正解なのか?

 第2番は,片手練習をYouTubeのお手本に合わせて行った.お手本が結構速いテンポなので,右手は外すことは少ないのだが,左手は完全において行かれてしまう.やはり左手の練習が足りてないようだ.

 第3番は片手練習だが,右手左手のそれぞれにあるアルペジオ部を,しつこく繰り返し練習した.

 第4番についても片手練習だが,本日は左手の最初の部分を繰り返し練習した.この曲では第5指を多用するのだが,第5指が速い動きについてこれない.また押す力も弱いので,音がはっきりしない.そしてその第5指の動きが,大きいためにミスタッチも発生する.このミスタッチの問題については,出来るだけ手の位置を動かさず,指の間を開くようにして対処すると,ミスが少なくなったような気がした.これも果たして正解なのだろうか?

 ということで,お疲れ様でした.

2013年11月11日月曜日

椎名林檎「熱愛発覚中」で見せた,中田ヤスタカの編曲センス(on twitter @rahumj)

椎名林檎「熱愛発覚中」
椎名林檎「熱愛発覚中」PVより
椎名林檎のコラボレーション・ベスト・アルバム『浮き名』収録曲である「熱愛発覚中」のPVが公開されたため,YouTubeにて視聴.この曲の作曲は椎名林檎,編曲は中田ヤスタカ .

 今,自分がアレンジャーとして注目している中田ヤスタカが,椎名林檎の曲をどのようにアレンジするかが大変気になった.彼は,単純なテクノポップアレンジャーではない.当初は彼を「ポスト小室哲哉」と見なす人もいたが,最近では「ポスト坂本龍一」との声さえ聞こえてくる.

 椎名林檎と言えば,2013年に解散した「東京事変」における亀田誠治アレンジが(ややベーシストよりな気はするが)非常に高い完成度を誇っている.果たして中田ヤスタカは亀田越えを狙うのか?それとも今までの編曲フォーマットをそのまま用いて戦いを避け,無難にやり過ごすのか?

 ちなみに亀田誠治は2007年に平井堅の「哀歌 (エレジー) 」等で,中田ヤスタカは2012年に(自分には衝撃的な編曲だった)Perfume「スパイス」等で,日本レコード大賞編曲賞を共に受賞している.

 ということで,熱愛発覚中のPVを視聴した.そして驚愕した.中田ヤスタカは本気だった.イントロは映画音楽風でティンパニを使ったり,お得意のワブルベースがうなったりして,予想範囲内に留まっていたため,まあまあかなと思っていた.ところがサビに入るや一転,怒濤の展開となる.神経を逆撫でするようなシンセ音のharmonyなのだが,それに美しさや緻密さを感じて,酔わされてしまうのだ.どんな音がどのようになっているのか,何度でも聞いてしまう.中田ヤスタカお得意の中毒性のある曲だ.

 とにかく「百聞は一聴にしかず」であるので,YouTube の熱愛発覚中のPVを「聴いて」判断して欲しい.ただし視聴の注意点がいくつか.
  1. 林檎(既に二児の母)の露出度が高いので,ビジュアルが気になって音に集中しにくい(特に男性男性).
  2. アクションのSEのために,音が取りにくい.

 もしかしたら,サビの部分も意外に単純なコードや音を使っているのかもしれない.シンセ音のグラデーションのようなharmonyに幻惑されて,音を脳内補完しているのかもしれない.これは「熱愛発覚中」が収録されているアルバム「浮き名 (11/13発売)」を待つこととしよう.

 しかし中田ヤスタカは恐るべき音楽家だ.誰も思いつかないようなアレンジのアイディアをどこから仕入れてくるのか?いったいどこで編曲の勉強をしていたのか?それとも感性だけでアレンジしているのか?そんなことが可能だろうか?しかも実力は徐々に上がっているように思えるのもすごい.侮れない…

 最後にこのニューアルバムには「浮き名」には,あの御大 Burt Bacharach(85才)から提供された「IT WAS YOU」も含まれる.こちらのPVも視聴したが自分的にはあまりBacharach色は感じなかった.

追伸:
 もしかしたら中田ヤスタカのアレンジは,コード進行を決めた後,キーボードで自由に何度も即興演奏をして,その中の気に入ったフレーズをいくつかチョイスし,それを多声化してアレンジしているのか?そこはかとなく闊達な即行演奏的なニューアンスがあるのはそのためか?メロディ博士?

2013年11月8日金曜日

ピアノ練習 2013/11/07

 本日のピアノ練習は2時間.最近の流れ通りに,メイン練習はインヴェンション第1番の両手通し練習.最初はメトロノーム(♩=110)付きでやってみたが,まだメトロノームに気を取られるせいか,うまく弾けない.そこでメトロノーム無しでの,両手練習に切り替えて,難所の繰り返し練習を行った.確実に,難所は減ってきているが,それでもまだまともに通しでは弾けていない.

 本日も手が疲れてくると,トリルが出来なくなるという現象が発生した.一応,そのようなときは,別の曲に切り替えて練習している.その後,また戻るとトリルが出来るようになっているパターンが多いためだ.

 第2番は,覚えるための両手練習と,本日はYouTubeのお手本に合わせて,片手練習を行った.右手はなんとかついて行ける感じだが,左手は曲の後半には疲れてしまうのか,指がもつれるようになってしまう.左手の弱さを痛感した.

 第3番は,両方の片手練習と,右手のみYouTubeのお手本に合わせての練習をやった.そしてアルペジオをひたすらに繰り返す練習もやった.

 第4番については,片手練習を軽くやった程度.

ということで,お疲れ様でした.

2013年11月6日水曜日

昨日と本日のピアノ練習 2013/11/04-05

 昨日,ブログを書くのを忘れてしまった.昨日の練習は,約2時間.メイン練習はインヴェンション第1番のメトロノーム(♩=110)付き両手練習と難所の繰り返し練習(片手ずつ・両手).また第3番については,YouTubeのお手本に合わせて,片手練習を行った.昨日は,初めて右手だけでなく,左手もやってみたが,やはりメタメタだった.ちょっと練習の意味があるのかどうか微妙だが,メタメタでも,ついて行こうとすると,経験上からは,それなりに実力がつくようなので,無駄ではなかったと思う.

 また第3番においては,右左それぞれに苦手なアルペジオあるので,それを指に覚え込ませるために,ずっと繰り返し練習した.繰り返し練習は手が疲れるのだが,それなりにアルペジオがスムースになったと思う.

 本日の練習は,ちょっと疲れが見えたため,約1時間半ぐらい.メイン練習は第1番の両手通し練習と難所の繰り返し練習.その他は,第2番が両手通し練習.第3番のYouTubeのお手本に合わせる片手練習(右手のみ).第4番の右手についても,YouTubeのお手本に合わせる右手片手練習を試みたが,全くついて行けず,これは練習にならなかったので,2回ほどやって途中棄権した.

 本日の練習で気づいたことは,トリルについてだ.確実にトリル練習をやった後の方が,トリルがいい感じになる.第1番は時々,練習の後半になると疲れるためなのか,トリルがうまくいかなくなる.そうなると,冒頭のトリルでつまずいてしまい,それを何度も繰り返すことになる.しかもそのようなときには,繰り返してもうまくいかず,はまった状態になることが多い.そんなときに,トリル練習のみをやると,その後はトリルの感じが元に戻るようだった.だとすると,疲れのせいでトリルがダメになるわけではないのかもしれない.

 また自分のトリルを聞いていて,うまくないなあと感じていたので,なぜそうなるのかを今回は確かめてみた.自分の場合,トリルは第2指と第3指を使っているが,当然上隣接音から開始されるために,最初に第3指を使い,次に主要音を第2指で弾くことになる.チェックした結果,トリルがきれいではない時のパターンは,主要音が鳴っておらず,装飾音である上隣接音のみが鳴っている感じだった.つまり,主要音の代わりに装飾音が鳴っている本末転倒的なトリルだったのだ.自分の場合,第2指が弱いのかもしれない.とりあえず,今後は第2指を強調してトリルをしようと思った.

 それに付随して気づいたのだが,自分が難所としている左手の運指において,第1指を第2指の下にくぐらせるという動きがあるのだが,いずれれも第2指の指の弱さが,影響しているかもしれない事に気づいた.どうも第2指が伸びてしまっているため,第2指の作り出すトンネルの高さが低くなってしまっているようなのだ.そこで,意識的に第2指を立てるようにして,第2指を強めに弾いてみると,比較的スムースに難所を走ることが出来た.これが正解なのかどうかわからないが,一つのヒントにはなったと思う.

 ということでお疲れ様でした. 

2013年11月2日土曜日

本日のピアノ練習 2013/11/01

 本日のピアノ練習は2時間.メインの練習は,昨日と同じくインヴェンション第1番のメトロノーム付き両手練習(♩=110).最近は,第1番の難所が少なくなってきたものの,まだまだまともに最後まで弾けたことはない.本日は,難所の繰り返し練習をかなりしつこくやってみた.ところが両手だとうまくいかない.難所を越えるスキルが練習とともについてくる気がしないのだ.

 そこで本日は,♩=140での片手練習をいれてみた.片手だとこの速度でも,そこそこうまくいく.しかし両手だとうまくいかない.当然と言えば,当然かもしれないが,いろいろと考えてしまった.まだ自分は弾いている見ているので,両手になると,片方を見ることが出来ず,そこで失敗しているのは間違いない.もう一つは,両手を同時に監督しようとしていることにあると思う.それで思ったのだが,やはり両手の難所においては,特に苦手な片方だけに,注意した方が良いのではないかと言うこと.もう片方は信頼して,自動演奏に任せるような感じ.とりあえず次回はそんな感じでやってみようと思う.

 本日のサブ練習は,昨日に引き続き,第3番をYouTubeの手本演奏に合わせて弾くという片手練習.今回は,右手を数回やった後,左手もやった.その結果,またしても楽譜の読み間違いが,1ヵ所発見された.やっておいてよかった.

 本日の第2番は,両手練習の通し練習,第4番は片手の通し練習をそれぞれ軽く行った.ということで,お疲れ様でした.

2013年11月1日金曜日

本日のピアノ練習 2013/10/31(演奏中に現れる5人)

 本日のピアノ練習は2時間.メインの練習は,インヴェンション 第1番のメトロノーム付き両手練習.本日のテンポは♩=110でやってみた.このテンポだと,右手のトリルが不明瞭になり,うまくいかない.トリルを意識してしまうと,今度は左手がそれにつられてしまう.とりあえず,難所の繰り返し練習も行った.

 やはり両手でうまく弾けるときは,音楽の「波」に乗って,その音楽を味わいながら,指の動きを意識せず,指が自動的に自然に動いているときだ.その時自分は,明らかに二人以上の人間になっている.そのメンバーは下記の通り.
  • ピアノ演奏者:歌手の伴奏をしている,歌を後ろで支えている
  • 歌手 :メロディーを歌っている
  • 聴衆:演奏を堪能している受け手,酔いしれている
  • ダンサー:演奏に合わせて,自動的に身体を動かしている
  • 指揮者(演奏管理者):冷静に全体を管理している.
現在練習しているインヴェンションの場合,ポリフォニックな音楽であるから,歌手とバックミュージシャンの位置(右手と左手)は入れ替わったり,二人の歌手のみ(ハモリ)になったりするのであるけれど,基本的には,歌手(メロディー)が伴奏者(メロディーを支える者)によって支えられている部分は多い.ハモリのところは,メロディが相互に支え合っているようなイメージだ.

 素人なりに,こう考えてみると,少なくとも歌は,そのアイデンティティを維持するために,周囲の支えを求める傾向があると言えるようだ.指揮者は,音楽にある程度冷めており,歌手,伴奏者を通じて音楽を調節している感じ.逆に聴衆は,音楽のコントロールに自分が参与できないため,そのような冷静さはなく,ただただ音楽に身を委ね,酔いしれ,味わっている感じ.ダンサーは,身体の中に流れ込んできた音楽的エネルギーを味わいながら蓄積するよりも,それを身体運動に変換して吐き出している,もう一人の別のタイプの聴衆なのかもしれない.

 この演奏中に現れる5人については,また別の時に考察してみようと思う.いずれにしてもうまく弾いているときは,自分がピアノを演奏しているという意識がかなり低くなり,ちょっと酔いが回ったようなムードになる.このようなときの方が,自然でしかもミスタッチが少ない.そして先ほどの5人が5人とも満足する感じである.繰り返し練習では「聴衆」のご機嫌が悪くなるときがあったり,退席してしまったりする.5人がそろうのは,やはり通し練習,リハ的練習の時だけのなのかもしれない.

 さて,本日はその他に,第3番の右手をYouTubeのお手本に合わせて弾く練習を何回か行った.これが本日のサブ練習だ.まだとても速度について行けないが,ついて行ける部分は徐々に増えているようである.いまのところ,譜面の読み違いは発見されていない.

 第2番は両手の動きを覚えるためのカタツムリテンポ両手練習.第4番は片手練習をそれぞれ軽くやり,記憶を維持した.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月29日火曜日

妄想(on twitter @rahumj)

Steely Dan のアルバム Aja を聞きながら,ふと思った.もしこのギターが Allan Holdsworth だったらどうなっていたか…

本日のピアノ練習 2013/10/28

 本日のピアノ練習は,あろうことか1時間.しかもアップは,キリンジの「かどわかされて」のメロディを右手でなぞる事から始まった.その前に繰り返しこの曲を聴いて,ちょっと口ずさんでみて,音程を取ってみたのだが,わからない部分があったので,ピアノで確かめたくなったのだ.

 キリンジについては,以前も軽く触れたが,基本的にはポップスに分類されるバンドだと思う.しかし彼らの音楽は,プログレ,ジャズ,ボサノバ,フォーク,カントリー,ファンク,AOR,さらにはテクノまで幅広い音楽ジャンルをカバーしていて,なかなか分類は難しい.インスト曲もあり,アルバムに収録されている.ジャズあるいはプログレロックのファンが,好みそうな複雑なコード進行があったり,意表を突くメロディが挿入されていたりして,どちらかと言えば玄人受けするバンドである.しかしそれでいて,彼らの音楽には,技巧自慢や,奇をてらった感じがしない.むしろ青年的素直さ・正直さ・純粋さをストレートに表現した感じがある.また初期のアルバムにおいて,彼らのアレンジャー&プロデューサーだった冨田恵一のアレンジがまたすばらしい.正直言って,彼のアレンジに新しさや冒険のようなものは感じられないのだが,キリンジの曲の持つ良さを上手に引き出し,大変丁寧に作り込んであり,しかも懐かしい名曲のアレンジを彷彿とさせる.

 この「かどわかされて」は,キリンジのメジャーファーストアルバム「ぺイパードライヴァーズミュージック」の最後の曲となっている.もちろんアレンジャーは冨田恵一.最初のイントロのコード進行が複雑で,イントロが口ずさめないため,時々歌い出しを忘れてしまったり,途中のメロディの音程が難しかったりして,歌いやすい曲とは言えないが,名曲だと自分も思うし,またなんとかして歌いたいとも思う.そこで本日はその音程を,ピアノで確認してみたくなったのだ.

 演奏を流しながら,メロディに合わせてピアノを弾いてみると,いろいろ発見があって,おもしろかった.メロディをビジュアル化しない限り,気づけないこともありそうだ.

 ということで,本日はその後,インヴェンション第1番から第4番までの練習を,一通りだけやって終わった.本日は花粉症のためか頭痛が止まらず,練習を早めに切り上げた次第.ということで,お疲れ様でした.

P.S.:
「かどわかされて」のアレンジは,(ジャズかブラックミュージックの)有名曲のアレンジが元ネタだと思うけど,それがなんなのか思い出せない.特にアウトロのところ.マーヴィン・ゲイかな?

2013年10月27日日曜日

本日のピアノ練習 2013/10/26

 本日のピアノ練習は2時間.本日のメイン練習は,インヴェンション第1番を譜面にしたがって丁寧に弾く練習だった.特に本日は音程ではなく,音価に注意して弾いてみた.すると,やはり自己解釈していた部分がいろいろと発見された.

 特に今回発見されたのは,2つの声部の重なり具合だ.片方が歌い終わると,もう片方が歌い始める的なイメージを自分は持っていたのだが,よく譜面を見ると,その片方の声部の歌い終わりと,もう一方の声部の歌い出しが重なっていた.また音価を短く考えていた部分がいくつかあり,それを修正する練習をした.

 第2番については,通しの両手練習.昨日に比べて,またちょっと覚えた感じがする.

 第3番については,右手の繰り返し練習.昨日発見されたモルデントとトリルの連続する適当に弾いていたところを正確に弾くためだ.ゆっくりしたテンポにメトロノームにセットして,繰り返しその部分を練習した.

 第4番については,右手の片手練習をなめらかに弾けるように練習した.左手は少しだけだ.

 本日は,村上隆「バッハ《インヴェンションとシンフォニア》創造的指導法」を少し読んで,またインヴェンションに対する気持ちを新たにできたような気がする.

 ということでお疲れ様でした.

村上隆「バッハ《インヴェンションとシンフォニア》創造的指導法」

 本日は,散歩の途中で楽器屋によって,本を買ってきた.村上隆「バッハ《インヴェンションとシンフォニア》創造的指導法」という本だ.まだ読了していないが,「教育者としてのバッハ」について書かれているだけでなく,なぜこれほどまでに,インヴェンションの演奏にはバリエーションがあるのかと言う,自分が感じていた疑問に対する回答が書かれていた.

  簡単に言えば,バリエーションが多いのは,それはそもそも教育者としてのバッハが意図したことなのだ.インヴェンションは単なる練習曲ではなく,作曲のイ ンスピレーションを与えることも意図しており,そのために楽譜上での表現が意図的に曖昧にされている.演奏者は自ら,その曖昧な部分を補わなければならない.つまり作曲を促しているのだ.

  音楽に命を与えるためには,演奏されなければならない.自分はそう思ってきた.しかし,ある音楽が時代を超えて演奏され続けていくためには,生命と同じく,その音楽に進化の可能性や時代(環境)への適応能力が必要なのだ.バッハは恐るべき事に,意図的にそれらを曲の中に仕込んでいた.

 バッハの音楽に見られる数学的構造や建築的技法,「十字架」「BACH」といった文字やシンボルの埋め込み,自己参照関数的な,複雑系やオートポイエーシスをイメージさせる様式.それだけではなく,バッハは音楽の中に「進化と適応」の種をも仕込んだ.

 音楽を生命化したバッハ.まったくもって恐るべしである.

2013年10月26日土曜日

本日のピアノ練習 2013/10/25

 本日のピアノ練習は2時間.途中で地震があり,情報を集めたので,ロスタイムが入り,実質はもっと長い時間がかかっている.

 練習はほぼ昨日と同じ.インヴェンション第1番は,両手通し練習をメインでやった.一部のなかなか難所がクリアできないので,こうなると運指を変えた方がいいのかもしれないと考えるようになってきた.いろいろ試してみるのもいいのかもしれない.ネット上に運指つきの楽譜を探してみたのだが,発見できなかった.

 第2番も両手の通して練習だが,こちらはもっぱら手の動きを覚えるための練習.カタツムリテンポ練習だ.少しずつ覚えてきてはいるが,まだまだ暗譜はできていない.

 第3番は,片手の通し練習をやったが,モルデントとトリルの連続するところが曖昧だったので,本日はじっくり譜面を確認しながら行った.そうすると,案の定,間違った指の動きが発見された.そこを繰り返し練習し,指に覚え込ませた.まだまだ他にも同様のヵ所があるかもしれない.

 第4番も片手の通し練習.こちらはもっぱら,指に動きを覚え込ませる練習.だい3番同様,まだ片手でもまともに弾けない状態だ.

 本日は地震だけでなく,台風も来る予定だったが,外は静かだ.多分コースを逸れたのだろう. ということで,お疲れ様でした.

2013年10月25日金曜日

本日のピアノ練習 2013/10/24

 本日のピアノ練習は2時間.インヴェンション第1番の両手練習がメイン.本日の変わった練習としては,両手でのハイテンポ練習で,これは途中で間違っても,それを無視して突っ走っていくというもの.ただ凡ミスが多かった.たぶんこの練習を,疲れの出ている後半に持ってきてしまったからだろう.それとやはり片手の高速練習をやった後の方が,うまくいきそうな感じだった.

 最近初心に戻って,インヴェンション第1番の練習に力を入れているが,少し難所が減ってきた気がする.特に一番難しかったところは,繰り返し練習を行った結果,その部分だけならば高確率でクリアできるようになってきた.

 第2番については,両手の通し練習を何回かやった.まだ後編はカタツムリ状態.前半の最初の方は,それでもノーマルテンポに近づいてきた感じだ.

 第3番,第4番については,片手通し練習のみを何度か行った.

 本日はなぜか手首が疲れてしまって,特に最後は左の小指が言うことを聞かなくなってしまった.力んでしまったのだろうか?確かに高速に弾くと,音をしっかり鳴らそうとして,力が入ってしまうのかもしれない.ならば高速で,しかも最小の音量で弾くような練習も必要なのかもしれない.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月24日木曜日

本日のピアノ練習 2013/10/23

 本日のピアノ練習は1時間30分ぐらい.主な練習は,インヴェンション第1番の両手をメトロノームに合わせて弾く練習をし,そこでつまずいた部分を繰り返し,練習した.メトロノームのテンポは,たぶん♩=100ぐらいだと思う.繰り返し練習は,どうしても手に疲労が蓄積しやすい.つまり手が痛くなってくるわけだが,本日は眠気や疲れもあったため,練習時間を普段よりも短くした.

 ちなみに♩=100でも,まだつまずいている.つまり,これまでまともに弾けたことが一度もないというわけだ.練習開始から約2ヶ月経ったが,未だに第1番がまともに弾けない事には,それほど焦りのようなものはない.こんなものだろうと思っている.まあ1年後ぐらいには,まともに弾けるようになっているのではないか,といった感じだ.

 インヴェンション第2番については,本日も両手練習の通しをカタツムリテンポで行った.それでも前半部はだいぶ覚えてきて,カタツムリは脱出しつつある.

 インヴェンション第3番については,右手をYouTubeのお手本に合わせて弾く練習を行った.こちらも片手にもかかわらず,なかなかお手本について行けない.そこでうまくいかない部分を繰り返し練習した.本日は繰り返し練習が多かったので,それで手が痛くなってしまったのかもしれない.

 インヴェンション第4番については,右手と左手の通し練習のみで,記憶保持のために行ったような感じだ.

 本日は目立った進歩はなかったが,繰り返し練習をしたところは,その後弾いてみると,やはり弾きやすくなっているのは実感できる.なので少しは進歩していると言うことなのかもしれない.


 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月23日水曜日

本日のピアノ練習 2013/10/22

 本日のピアノ練習は2時間.主な練習は,インヴェンション第2番の両手練習.特に通しの練習を何回か行った.まだまだ覚えていないので,とりあえず動きを覚えてしまおうという感じだ.

 第1番は通しの両手練習後に,両手で難所の繰り返し練習を行った.第2番の練習の合間に何度か休憩的に行った.これは第2番の両手練習の精神的負荷が高いためだ.第1番は両手でも比較的快速で弾くことができるので,ストレス解消になっているようだ.といっても,第1番もまだ,適切なテンポより遅いテンポで弾いているのだが…

 第3番については,運指を楽譜で確認しながら練習した.例によって間違ったまま覚えると後が大変なのでやったのだが,本来だったら,楽譜を見ながら弾くのが一番良いのだろう.まだ自分には楽譜を見ながら,弾くことができない.ブラインドタッチに至っていないのだ.基本的な運指練習をすれば,この問題は解決されるのだろう.

 ただ運指練習は,全くおもしろくないので苦痛だ.自分は練習効率よりも,楽しさを取っている.ちょっと回り道になるかもしれないが,練習を楽しむことは大事なことだと思う.

 ちなみにソルフェージュ能力の一部である,読譜力トレーニングは,「教会で讃美歌を初見で歌うこと」だ.週1回だけど,効果はあまり期待できないだろうな.回りの音を聞いて,それに合わせている気がする.

 第4番については,人取りの片手練習のみで,特別な練習は無し.

ということで,お疲れ様でした.

2013年10月22日火曜日

本日のピアノ練習 2013/10/21

 本日のピアノ練習は2時間.主な練習は,インヴェンション第2番の両手練習となった.第2番の両手練習はようやく本日,最後までたどり着いた.果たして,前の部分も良く覚えていないうちに,前に進むべきかどうか疑問もあるが,とりあえず最後まで行ったので,達成感のようなものはある.

 ただカタツムリのような超スローテンポでは,歌が崩れてしまい,訳がわからなくなるので,両手練習の途中で,うまくいかない方の手を片手で何度か練習してから,再び両手練習を再開するという方法をとった.しばらくはカタツムリが続きそうな感じだ.

 第1番は両手練習をトリルに注意して行った.未だにトリルのリズムがうまくとれずに,つまずくことがある.楽をする癖(トリルの省略バージョン)を最初に指に覚え込ませてしまったためか,注意していないと指が省略バージョンに戻ってしまう.まあ,癖づけるしかないと思う.

第3番と第4番は,右左の片手練習を何回か行った.練習していないと,指の動きを忘れてしまうので,本日はちょっとつまずきが多かった.

ということで,お疲れ様でした.

2013年10月20日日曜日

本日のピアノ練習 2013/10/19

 本日のピアノ練習は3時間.メインの練習は,インヴェンション第2番の両手練習だった.サブの練習は,第1番の両手練習.第3番,第4番は片手練習を数回しかやらなかった.

 時間がかかってしまったのは,先日突入した第2番の今までやったことのない,両手の部分が,やはりかなり難しかったのと,本日はその先も練習したからだ.一応進んだのだが,2小節ぐらいだと思う.やはりいろいろと難しさを感じる.

 特に問題なのは,同じパターンが繰り返されるので,時々混同が起こってしまうことだ.そのため譜面とのにらめっこが始まると,時間がかかってしまう.
 
 また例の右と左の重なってしまうパートが,なかなか覚えられない.片手練習で指が動きを覚えてしまっているからだろう.

 本日は体調もよろしくなかったので,まあこんなところか.ということで,お疲れ様でした.

2013年10月19日土曜日

本日のピアノ練習 2013/10/18

 本日のピアノ練習は1時間半.練習は主にインヴェンション 第1番の両手練習をトリルに注意しながら行った.

 昨日はピアノ練習を記録しなかったが,約2時間の練習だった.本日同様に,第1番の両手練習トリル注意で行ったが,それ以外に,第2番の両手練習を進めて,新しい小節に入った.ところがそこがとても難しかった.というのも例によって,右手と左手の重なっているヵ所があったため,それまでやっていた片手練習の手の動きを,変更する必要が出てきたからだ.そのために,手の動きを覚えなおさなければいけないのはもちろんのこと,右手の弾く部分を左手が代行して弾くので,左手の歌やリズムが崩れるような感じになるのだ.それで四苦八苦して,繰り返しその1小節を練習していたら,あっという間に時間が経ってしまった.

 本日は,第1番の練習に加えて,その第2番の両手練習を先に進めたのだが,昨日の1小節をまだ覚えていないらしく,両手共に歌が壊れてしまい,指の動きがわからなくなって,楽譜とのにらめっこになってしまった.まあ焦らずに,じっくり進むことなのかもしれない.

 それと本日は体調が悪いのか,精神的に鬱なのか,あまりいい感じで弾くことができなかった.それで練習を早めに切り上げた.明日には復活しているといいのだけれど…

 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月17日木曜日

本日のピアノ練習 2013/10/16

 本日のピアノ練習は3時間半.本日は,予定を変更して,主にインヴェンション第1番の練習をやることになった.その理由は,トリルのやり方を間違って覚えてしまった可能性が出てきたためだ.これは本日は譜面をチェックしながら練習していたところ,トリルの指使いに疑問がわいてきたため,発見された.

 自分の教科書である全音楽譜出版社の市田儀一郎編「J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニア」には,トリルについての解説が掲載されている.この中でトリルの定義として
  1. 原則として上隣接音から開始
  2. 最低4つの音符が必要
  3. 書かれたその音符で停止
と書かれている.確かにトリルの運指の指定も4つあるのだが,YouTubeにあるお手本はそうではなかったのだ.いろいろなお手本を聞いてみたが,このトリル部分の弾き方にはいくつかの種類があることがわかった.

 例えば第1小節に存在するトリルについて,グールドは,上記の定義通りに弾いている.しかし他の例では,モルデント(3つの音符)で弾いていたり,プラルトリラー (実質3つの音符)で弾いていたりするのだ.しかも本をよく読んでみると,トリルについても,最初の3つの音符を64分音符で弾く(高速トリル)ものと,32分音符の3連符で弾く(中速トリル?)ものの2つが紹介されていた.実際,YouTubeのお手本をいくつか聞いてみると,このトリルの弾き方は個人によってまちまちだった.

 自分は今までここのトリルを,モルデントで弾いていた.それはYouTubeのお手本もそうだったし,運指も自然で,音符も少なく,要するに楽だったからだ.しかし本日譜面を見て,グールドの演奏を聴き,やはり4つ音符で高速トリルすることにした.

 いざ練習を始めて見ると,この4つの音符をちゃんと奏でるのは難しい事がわかった.高速トリルの場合,音の強弱がバラバラになりやすく,また下手をすると音が出ない場合すらあった.おまけにリズムが取りにくくなり,左手も合わなくなってしまったので,初心に戻って,第1小節から第2小節のトリル部分を,集中的に繰り返し練習した.

 リズムが合わなくなったので,メトロノームを使って,リズムに乗ってトリルができるように練習もした.また両手が同時に押す事になるタイミングを,把握しなおして,そこはぴったりと合うように練習した.

 今までの手の動きを覚えてしまっているため,なかなか手が言うことを聞かなかった.そのために時間がかかってしまったというわけだ.繰り返し練習は,手に負担がかかり,それなりに痛くなってしまったが,腱鞘炎と言うほどではない.

 トリルにはその個人の個性・リズム感・実力が現れるような気がする.だからトリル練習は需要だし,また繰り返し練習する価値があると思う.

 今回の発見で,再び第1番を新鮮に感じることができたのは,不幸中の幸いとでも言うべきか.

 一応第2番から第4番までのいつもの練習も,第1番の練習の合間に行った.そちらの方は,昨日より少し多く覚えることができたという程度の進歩具合だった.

ということで,お疲れ様でした.

2013年10月16日水曜日

本日のピアノ練習 2013/10/15

 本日のピアノ練習は2時間.最近,インヴェンションの第1番の練習量が相対的に少なくなったため,本日はアップから,約40分間練習してみた.まだまだ難所でつまずいてしまうが,やはりちょっとアップした直後はうまくいく確率が高いような気がする.その後連取を続けていくと,疲労が溜まって失敗してしまうことが多いようだ.

 技術系練習は,練習セッションの前半に持ってくる.難所の繰り返し練習も前半に持ってくることにしよう.

 インヴェンション第1番と第2番は,両手をメイン練習した.第2番はようやく手が覚えてきた感じだ.まだまだノーマルテンポにはほど遠いカタツムリテンポだが…

 インヴェンション第3番と第4番については,左手の片手練習を主にやった.第4番の左手は最後まで練習しているが,類似パターンが多く,比較的覚えやすいと思った.ただ両手となると話は別だろうが…

 ということで,お疲れ様でした.

 

2013年10月15日火曜日

本日のピアノ練習 2013/10/14

 本日のピアノ練習は,今まで最長の4時間.理由は,今まで全くやったことのないインヴェンション第4番の左手を,欲張って全部覚えようとしたため.ちょっと疲れました.

ということで,本日はあまり語らずに,お疲れ様でした.

2013年10月13日日曜日

本日のピアノ練習 2013/10/12

 体調不良だったり,ブログを書き忘れていたりしたため,ちょっと間をおいての投稿となった.本日のピアノ練習は3時間.現在練習している4曲を,サーキットトレーニング的に,何周か回るような感じで練習していると,割と時間が経つのが速いようだ.

 本日は新たに進んだ部分はないので,ここらで現在のインヴェンションピアノ練習の進捗状況をまとめておく.

★第1番について

  • 達成度:
    未だに最後まで,つまずかずに演奏できたことはない.片手だけなら,テンポを落とせば完走可能.片手でも難しいヵ所が,何カ所かあり,そこでつまずいてしまう.またおもしろいことに,勝ててでは右左とも問題ないのに,両手になるとつまずくヵ所もある.
  • 練習の内容:
    主に両手練習を直接練習している.また片手難所と両手難所の繰り返し練習を必ず入れている.また他の練習をしていた時に,気分転換といて練習することも多い.アップとダウンで第1番の練習は必ず入れている.
  • 現在の目標:スローテンポの両手演奏で,つまずかず完走すること.

★第2番について

  • 達成度:
    片手ならば,両方ともテンポを落とせば完走可能.両手は曲の約半分までを,超スローテンポでなんとか.
  • 練習の内容:
    片手練習は両方とも毎回入れている.両手練習は曲の半分までを,繰り返し練習.
  • 現在の目標:両手演奏で曲の半分まで,スローテンポでつまずかず完走する.

★第3番について

  • 達成度:右手はほぼ覚えたが,左手は難しく,覚えていない部分もあり,なめらかに弾けない.
  • 練習の内容:片手練習がメイン.
  • 現在の目標:
    右左それぞれの片手,でなめらかにスローテンポで弾けること.特に左手.ターンの取得.左手3指 over 5指のオーバーラッピング習得.

★第4番について

  • 達成度:
    右手のみを最後まで,左手はまだ練習していない.
  • 練習の内容:右手の片手練習のみ.
  • 現在の目標:右手がスローテンポでなめらかに弾けること.2指 over 5指のオーバーラッピング習得.
ということで,お疲れ様でした.

2013年10月9日水曜日

本日のピアノ練習 2013/10/08

 本日のピアノ練習は2時間40分.練習方法は最近の流れ通り.まずはアップとして,インヴェンションの第1番の両手練習,第2番の片手練習と両手練習を途中まで.続いて第3番の片手練習,最後に第4番の右手練習.

 上記を一通りやった後,もう一度最初に戻って,まずは軽く第1番の両手練習.その後,第2番の両手練習を1ページ分行った.第2番については,新たなエリアには進まなかった.まだ非常にたどたどしいため.第3番については,新たに被代理手を12小節の未知のエリアに進めた.これだけ進めたのは,今までと同じパターンが出てきたためだ.

 第4番の右手についても,19小節ほど新たなエリアに進んだ.第4番は,似たようなパターンが繰り返し続くので,覚え易いためだ.しかし5本の指をすべて使うのはもちろんのこと,ほとんどが16分音符の連続であるため,手が疲れてくる.右手は19小節目から約3小節に渡る連続プラルトリラーも存在する.

 こうして考えてみると,第4番の目的は,手の持久力を鍛えることにあるのではないかと思えてくる.第1番の小指の不要や左手の動きの少なさ,第2番のカノン,第3番の左手の難しいリズム感等を考え合わせると, バッハのことだから,それぞれの曲に各々別々の目的が設定している気がする.もしそうであれば,4つの曲を練習すると言うことは,トータルに見た場合,ピアノ練習としてはバランスがとれていると言うことになるのかもしれない.

 現実,現在は第1番は,事実上アップ曲の地位に収まりつつある.まだ一度も完璧に弾けたことがないが,自然にそのように配置されるのも,バッハは計算していたのかもしれない.つまり第1番は,他の曲の練習を補助する役割を果たすようになるといったような…

 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月8日火曜日

完全性(on twitter @rahumj)

 久々にパール兄弟 「六本木島」における窪田晴男のギターソロに酔う.それを聞きながら,なぜかミルト・ジャクソンを連想した.共通しているのは「完全性」の香りなのか?

2013年10月7日月曜日

本日のピアノ練習 2013/10/06

 本日のピアノ練習は失敗してしまった.練習時間は2時間だったのだが,その練習時間のほとんどを,インヴェンション 第3番の左手に費やしてしまった.

 最初にアップとして,インヴェンションの第1番の両手練習をした時に,うまく弾けないことに気づいた.確かに本日は比較的量のあるブログを長時間打っていたので,それで既に手が疲れていたのだと思った.それで本日は練習を休もうかとも思ったのだが,まだ手つかずの第3番の左手をゆっくりやるのであれば,おそらくそれほどの影響はないと思い,第3番の左手の練習に切り替えたのだった.

 いつものように,まずはYouTubeのお手本を,譜面を見ながら何回か聞いた.しかし譜面を御手気づいたのだが,この第3番の左手は,いわゆる対位法的ではなかった.最初の部分は,右手と全く同じなのだが,途中で全く異なるフレーズが始まる.メロディーは右手で,それを時々引用しながら左手が,通奏低音的ベースラインを奏でているような感じ.しかもリズムが自分にとっては複雑であったため,何度もお手本を聞きながら覚えることになった.

  その後,左手だけで弾く練習を行った.リズムがわかりにくいので,メトロノームを使用したが,タイミング(?)がかなり難しい.意図的なリズムのズレのようなものがあるためだ.また第3番の左手には,メロディ感が薄いので,覚えにくいと言う面もあると思う.素人的には,この第3番の左手は歌的ではない.

 こんな感じでなんとか1ページ目の区切りの良いところまで把握した時は,既に2時間が経っていた.時計を見てびっくりしてしまった次第.第3番は,右手が比較的楽に感じたが,左手は運指というより,リズム感が問われている気がする.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年10月6日日曜日

本日のピアノ練習 2013/10/05

 本日のピアノ練習は2時間10分程度.練習内容は,インヴェンション 第1番の両手練習,第2番の片手練習をそれぞれやって,アップとした後に,第3番の右手練習を行った.

 第3番の右手練習では,装飾音符に注意した.本日は念のため,YouTubeのお手本で装飾音を確認したが,だいたい思った通りだった.まだたどたどしいが,右手はだいたい覚えた感じだ.

 本日は,ちょっとフライングして,インヴェンション 第4番 BWV775 の予習を行った.まずは譜面を見ながらYouTubeのお手本を聞いてみる.やはり第3番と同じ,3拍子の曲なのだが,第3番よりも3拍子っぽさ,スイング感が強く出ている気がする.試しにちょっと右手を弾いてみると,意外にもそれほど難しくはなかった.これからこちらも少しずつ,気分転換のために弾いてみたいと思う.

 第2番の練習は片手練習の後,両手練習を行った.また少し覚えてきたようで,たどたどしさが少しとれてきた.まだ譜面2ページの内の1ページしかやっていないが,そろそろ2ページ目に入ってもいいのかもしれない.

 第1番の練習は,両手練習がメイン.調子が良かったと思う.まだつまずいてしまうところは何カ所かあるが,すこしずつそれが減ってきている気がする.

 本日は,第4番の練習が楽しかった.ということで,お疲れ様でした.
ぽさが強く出ている

2013年10月5日土曜日

本日のピアノ練習 2013/10/04

 昨日はピアノ練習のブログを書かなかったが,約2時間の練習をした.本日の練習も,2時間練習.特に本日はインヴェンション 第3番の右手練習がメインとなり,約1時間半を費やした.

  第3番は,比較的簡単だと思っていたのだが,本日譜面を見ながら,YouTubeのお手本を聞いていたら,やはり簡単ではないなぁと思ってしまった.

 第3番は,第1番や第2番にはないターンが存在する.プラルトリラーやモルデントは今までもあったが,あまり細かく考えたことはなかった.しかし第3番では,これらの装飾音が隣接して存在するため,意識せざるを得ない.自分はプラルトリラーとモルデントもあまり区別してこなかったので,全く適当な演奏であったことがわかった.バッハが,インヴェンションの順番を教育的な配慮を持って,構成していたとするならば,第3番において,これだけ装飾音がでてくるとすれば,やはり曲において装飾音を重視していたことになるのかもしれない.ちなみに第3番に存在するオプションの長いトリルはやらない予定.たいへんだし,ちょっとうるさく感じるので.

 本日は,第2番の両手練習を進めた.さらに覚えてきたので,最初の部分は少しノーマルなテンポに近づいた感じがする.第1番については,主に両手練習のみを行った.最近第1番はサブ練習に回っている.この練習方法で第1番はうまくなるのだろうか?でも他の曲の練習がいい影響を与えているような気がする.特に第3番の装飾音の練習の後は,第1番においても指が速く動く気がする.


 全然関係ないけど,本日はグレン・グールドの命日ということでした.ということで,お疲れ様でした.

2013年10月3日木曜日

本日のピアノ練習 2013/10/02

 本日のピアノ練習は,2時間.内容は昨日とほぼ同じだが,インヴェンション 第3番の右手練習が楽しくて,結局荒削りだが最後まで到達してしまった.ますます第3番が好きになってきている.左手練習も楽しみだ.

 そのため,本日は第2番の両手練習は少なめとなった.第2番の両手練習は,あいかわらずのノロノロ運転で,遅々として進まず.

 第1番は,高速テンポによる片手練習と,片手で難所の繰り返し練習.そして両手練習を比較的ハイテンポで行った.今回の高速練習は,つまずいても止まらないで突っ切るという方法をとってみた.直感だが,このような練習も必要な気がした.

 ということでお疲れ様でした.

2013年10月1日火曜日

本日のピアノ練習 2013/9/30

 本日のピアノ練習は2時間.前半1時間の後に1時間休みを入れて,後半1時間練習した.昨日やったインヴェンション 第3番の右手練習をまず最初にやってみた.昨日のおさらいで,前には進んでいない.

 その後,第2番の練習.本日は片手練習の後の,両手練習が少し進んだ感じがした.以前の超スローモーションから,少しテンポが上がった.少しは覚え始めたのだろう.第1番の練習は,難所を繰り返し練習したが,この繰り返し練習は手がとても疲れる.疲れてくると,簡単なところすらメタメタになってしまう.それでだいたい2時間で切り上げることになった.1時間の休みを入れたのだが,あまり効果は無かったのかもしれない.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年9月30日月曜日

本日のピアノ練習 2013/09/29

 本日のピアノ練習は2時間だったが,都合により前半1時間の後,1時間休憩を取って,合板を行った.

 本日の練習は,ちょっといつもと違った.インヴェンション 第2番の片手練習,両手練習を少々やった後,第3番の練習を主にやった.もちろん第3番の右手の片手練習のみなのだが,思ったよりも難しい動きが少なかったので,2ページある内の1ページのほとんどを,たどたどしくはあるが練習できた.本来その予定は無かったのだが,第3番を聞けば聞くほど,好きになってしまい,弾きたくなってしまったのだ.

 もともと自分はワルツが好きだ.JAZZではあるが,ジャコ・パストリアスの「Three views of a secret」は,特にお気に入りである.ワルツは時に甘すぎて,食指が動かない場合もあるのだが,この第3番は,なんというか,絶妙な味付けがなされていると思う.ただ陽気なわけでもなく,どこか気品があって,それでいて軽快さがあり,歌がある.しかも単純では無く,適度な複雑感,油断できない緊張感のようなものまで兼ね備えていると思う.

 おもしろいことに,この第3番の練習の後に,第1番の両手練習を行ったのだが,何とも軽快に疾走する感じになった.自分の実力では,最後までその速度では完走できないのだが,それでもジョギングの後のようなさわやかさが残った.これはなぜだろう?

 ということで,本日はここまで.お疲れ様でした.

2013年9月29日日曜日

本日のピアノ練習 2013/09/28

 本日のピアノ練習は2時間.先日から少しずつ,インヴェンション 第3番の練習準備を開始しているが,本日もそれを行った.まずは,譜面を追いながら,インヴェンション 第3番の様々な演奏をYouTubeで聴くことから始めた.初めて聞いた時は,難しい曲で歌が乏しいように感じられたが,聞き込んでいくと,歌やスイング感のようなものが感じられてきた.そこで本日は,右手の2小節ぐらいを弾いてみた.最初は簡単なので,比較的すいすい進めたので,今後も少しずつ右手を進めていくつもり.

 後の第1番と第2番の練習は,ほぼいつも通り.第1番はメトロノーム付の高速片手練習と両手練習を,第2番はあいかわらず片手練習の後に,ノロノロの両手練習をできるところまでやってみた.手の疲れはさほど無い.練習をサボっていたせいだろう.

 第1番の両手練習は,本日は比較的うまくいった方だと思う.難所は相変わらずノロノロ運転になるが…

 ということ,でお疲れ様でした.

2013年9月27日金曜日

本日のピアノ練習 2013/09/26

 本日は体調が悪く,頭痛と吐き気があるので,練習は1時間ちょっとだけ行った.内容は,だいたいいつもの通りだが,本日はインヴェンション 第3番の準備として,YouTubeのお手本演奏を聴きながら,楽譜を追っていった.  第3番 BWV774は,3拍子の曲で,今までに無いリズムパターンに戸惑った.なかなか歌いにくい感じがした.まず曲が歌として覚えられないと歌えないので,見て聞いて覚える方法をとったのだが,なかなか手強い.これは聞くだけでも相当時間が,かかりそうな気がした.  ということで,頭痛と吐き気が迫ってくるので,本日はこれにて.パブロン投入予定.

2013年9月25日水曜日

本日のピアノ練習 2013/09/24

 本日のピアノ練習はだいたい2時間だったのだが,力んだのか,繰り返し練習のせいなのか,後半は右手から肘にかけて筋肉痛が始まってしまった.手の持久力アップのためには,そのまま続けたほうがいいかもしれないと思ったが,ちょうど時間になったので練習を終えた.

 手が疲れてくると,普段間違えることのない簡単なところすら間違うようになってしまうのですぐわかる.そのまま練習を続けると,その間違った動きが癖になってしまいそうだった.ピアノの持久系練習は難しいと感じた.

 インヴェンション 第2番については,両手練習を最初の2小節だけやった.1小節目はわかってきたが,2小節目は,もうぜんぜんだめになってしまう.しばらくはカタツムリ進行となりそう.

 第1番については,メトロノーム付の両手練習を行った.実際のテンポが気になったので,教科書の後ろにあった解説を読んでみると,アレグロ・モデラート(穏やかに速く)であった.ということは♩=120ぐらいの速度ということになるのだろうか?

 ということで,ピアノ内蔵のメトロノームの速度を120にセットすることにした.マニュアルを見てみると,ありがたいことにこの,3万円ちょいの電子ピアノ「YAMAHA P-105B」でも,ピアノの鍵をテンキーに見立てて,数字でメトロノームの速度を指定できる.さて120でやってみると,これが片手ではさほど速く感じないのだが,両手では全く歯が立たない.それで途中であきらめて,速度を落として練習を続けた.両手練習は普段より多めにやった.特に両手になると,つまずいてしまう部分の繰り返し練習を重点的に.

 ちょっと手が腫れてしまったが,まあ大丈夫だろう.ということでお疲れ様でした.

2013年9月24日火曜日

本日のピアノ練習 2013/09/23

 本日のピアノ練習は2時間10分ぐらい.内容はほぼいつも通りだが,本日はインヴェンション 第2番の練習を40分ぐらいやり,その後第1番をやっていたが,途中で飽きてきたので,第2番に戻った.このパターンは今までに無い.

 第2番の片手練習では,YouTubeを聞きながらそれに合わせて弾いた,これもいつも通りなのだが,本日はついに第2番の両手練習を試みた.やはり楽譜とにらめっこをしながら,カタツムリのような速度でやっていくので,もはや音楽ではなく,ぶつ切りの音なのだが, 第1番の時もこんな感じだったと思うことにした.正直言えば,第1番の時よりも難しい感じがする.本日は2小節ぐらいがやっとだった.

 第1番の練習においては,両手のメトロノーム練習を始めて本格的に行った.これによって,普段は意識したことのないつまづき部分がはっきりとしたので,その部分を繰り返し練習した.またいつもやっている片手でのダウンの時は,ゆっくりと感情を込め,強弱をつけて弾いてみた.本日はメトロノーム付で,かなりゆっくりやったので,ミスタッチは少なかったと思う.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年9月22日日曜日

本日のピアノ練習 2013/09/21

 本日のピアノ練習は,1時間半程度.練習はスタンダードなもの.インヴェンション 第2番の片手練習を,YouTubeに合わせて弾く.本日は第2番の練習を,40分ぐらいで切り上げて,残りは第1番に当てた.第1番の練習は両手練習を 主にやったのだが,本日は比較的調子がよかった.もしかしたら今までで一番うまく弾けているのかもしれない.

 ただ,この 練習はダメだと思った.どことなくルーチン的な練習になっていて,「弾かされている」感じがしたからだ.音楽として,表面上は成立していても,内面的には 死んでいて,成立していない気がした.音楽がコミュニケーションだとしたら,これは音楽ではなく,何らかの「リプレイ」にすぎない.音楽の持つ生々しさ, 生命感のようなものが無くなってしまうと,音楽ではなくなる.

 ではテクノミュージックは音楽ではないのか?意外なことに自分は,YMOや,中田ヤスタカや,キリンジの作るような,テクノミュージックは好きだ.しかし極端に嫌いなテクノミュージックもある.

  自分の好きなテクノミュージックには,ある特徴があると思う.それは機械的なのだが,そこに魂が宿っている気がする音楽だ.入魂されている音楽だ.自分の 好きなテクノミュージックは,おそらくテクノだけで成立しているのではないのだろう.通常の音楽のバックグラウンドから立ち上がってきたテクノミュージックとでも言えばいいのだろうか?それらの音楽には,どことなく人間臭さがある.自律型ロボットだと思ったら,中にパイロットが入っていたというような…

  この話はきっと,どこかで専門家達が語り尽くしている話題なのかもしれないので,これ以上触れないが,自分にとって音楽とは魂との関係が深い.だから魂の 抜け殻のような演奏や音楽には ,興味が無いし,音楽として認識できない.だから数理的な手法を使用して作られた音楽に美的なものを感じても,音楽としては死んでいると判断するのかもし れない.もし自分がそれらに音楽を感じたとしたら,それらはおそらく最初から生きていて,それを発見したということになるのだろうが,今のところそういう 経験は無い.

 話が横にそれたが,本日の練習はダメだったと思う.また次回に挽回することにしよう.ということでお疲れ様でした.

2013年9月19日木曜日

本日のピアノ練習 2013/09/18

 本日のピアノ練習は,途切れ途切れに行ったので,時間はよくわからないが,1時間半ぐらいでは無いかと思う.内容はほぼいつも通り.インヴェンション 第2番の片手練習をYouTubeのお手本に合わせて弾く練習をやった.この練習の場合,音が間違っているところがすぐにわかる.この音の違いで,以前から怪しいところがあった.奇妙なことに譜面上では音が合っているのに,手本で聞くとなんだか違ったように聞こえる.今回は,それをちょっと追求してみようと思った.

 追求しようと思って気がついたのだが,譜面上にその音について注釈がしてあった.初めて注釈を読むと,その音については,右手と左手を入れ替えてもよいとのことだった.それで納得ができた.ここは譜面通りに弾くと右手と左手が交錯し,弾きにくいので,看な入れ替えて弾いていたのだ.その入れ替えが,どうも音が違って聞こえたらしい.この入れ替えによって,右手左手それぞれの,メロディーとしての連続性が失われてしまうのだろうか? ここらへんは,プロがどのように弾いているのか聞いてみたいところだ.

 それともう一つ本日は発見があった.私の使っている電子ピアノには,音色としてハープシコードを選ぶことができる.何となく本日は音色を切,普段のグランドピアノからハープシコードに切り替えてみた.このハープシコードの音色も,けっこうリアルな音がするし,打鍵のニューアンスも出るのには驚いた.安い電子ピアノでも,ここまでできるんだと感心した.

 このハープシコードの音色で,試しにインヴェンション 第1番と第2番を弾いてみた.するといろいろなことがわかった.ハープシコードはピアノに比べて,低音部の音量が小さい事,やはりプツプツと音が切れるような感じになるのでマルカート的な演奏になること,そして和音の響きがギター的になることなどである.特に低音部の音量がピアノに比べて低いことは,意外だった.バッハがこの曲をハープシコード演奏を念頭としていたのなら,ピアノで弾く場合,低音部を抑えめに弾いた方が,その意図に合うのではないかということである.そういわれればグールドも,そんな感じだったような気がしてきた.

 自分はいつも,インヴェンション 第2番のラストのところで,ちょっと感情的になってしまい,テーマの再現部において,低音をかなり強く弾いてしまう.それはあまりにも幼稚な感じがしていたし,グールドなどは淡々と弾いている.今回のハープシコード演奏によって,その淡々とした感じがバッハの意図のような気がしてきた.これからはそんな感じで弾いていこうと思う.

 ということでお疲れ様でした.

2013年9月16日月曜日

本日のピアノ練習 2013/09/15

 本日のピアノ練習は1時間半.最近インヴェンション 第1番の練習量が少なめだったので,本日は第2番の練習は30分で終わり,第1番に移った.片手練習においては,つまずくところはいつもと同じ.したがって繰り返し練習するところも,同じになる.ちょっとこれだと練習はマンネリになってしまう.

 そこで本日は,スローテンポでの両手練習を,メトロノームを使ってやった.メトロノーム無しでスローテンポでやると,歌が崩壊してしまうことが多かったのだが,メトロノームがあると崩壊しないことがわかった.それでスローテンポでの両手練習を,特に両手で同時に鍵を押さえる部分を意識し,その和音を確認しながら進めていった.これは初めて試みた練習だが,正確に弾くためには有効な練習だと思う.

 ということでお疲れ様でした.

2013年9月15日日曜日

バッハ「フーガの技法 BWV1080」の衝撃:生物としての音楽

 本日は主日礼拝があったので,その説教のブログを書くつもりだった.その準備をしながら,何かBGM的に音楽を聴こうと思った.説教のブログなのでバッハがいいかと思い,どの曲をかけようかと検索していたところ,「フーガの技法 BWV1080」が目に入った.

 バッハの「フーガの技法 BWV1080」は,名曲として知られている.しかしバッハ好きの自分は,敢えてこの曲を聴いてこなかった.それはタイトルから受ける曲の印象が,非常に悪かったからだ.「おそらくこの曲は,作曲技巧的にたいへんすばらしいのだろうが,歌ものではないし,おそらくメロディアスでもないのだろう」と考えたからだ.

 自分はバッハの曲の中に存在する「歌」が好きだ.グレン・グールドがピアノを弾きながら,よく鼻歌を歌っているが,やはり彼も曲の中に歌を感じ取っていたのだと思う.だから歌よりも技巧的を優先させたと思われる「フーガの技法」には,あまり興味がわかなかったのだ.ただ名曲だということなので,一聴の価値はあるだろうとは思っていた.だからこの際,BGM的に聞き流しながら,説教ブログを書こうと思ったのだ.

 さてYouTube検索してみると「フーガの技法 BWV1080」には,様々な楽器編成で演奏されているバージョンがいくつかあった.なぜこれほどまでに,様々な楽器で演奏されているのか不思議に思い,Wikipediaで調べてみると,なるほど,楽器の指定が楽譜になされていないことがわかった.たださらにあちこち調べてみると,バッハはこの曲の楽器として,チェンバロを想定しているらしいこともわかった.試しに様々な楽器編成による演奏を,YouTubeで聞き比べてみた.素人の自分には,チェンバロでも,オルガンでも,ピアノでも,弦楽器のアンサンブルでも,全然問題なく聞こえた.いやむしろ,どの楽器演奏でも違和感なく聞けることに驚いてしまった.「楽器を選ばない曲などあり得るのだろうか?」その時にちょっと変な感じがした.「これは今まで聞いてきた他のバッハの曲とはひと味違うのではないか?」といいたような,違和感に似た感情だった.

 「おそらく楽器指定が無いと言うことは,バッハはある程度,チェンバロ以外の楽器による演奏も想定しているのだろう」などと自分を納得させつつ,結局,一番スタンダードだと思われるコープマンによるチェンバロ演奏を選択した.自分はそれほどクラシック演奏者について詳しくないのだが,コープマンの名前は知っていた.有名演奏家によるスタンダードな演奏であり,安心して聞けると思い,彼の演奏を選択したのだ.

 さて曲の冒頭を聞き流しながら,ブログ書き込みの準備を始めた.ブラウザを開き,Bloggerを表示し,「新しい投稿ボタン」を押し…,やがて手が止まった.それどころではなくなってしまった.曲が進むにつれて,魂が強引に曲の中に引きずり込まれていき,もはやブログどころの騒ぎではなくなってしまったのだ.全神経を耳に,曲に集中させる義務があった.正に非常事態である.そして私の耳が小声で叫んだのだ.「これは…事件だ!」と.

  そこから約1時間15分,自分は打ちのめされ続け,うめき続けた.そして演奏が終わった時には,表現が難しいが,もうこの世の終わりが来たかのような気分になった.感動と言う言葉は的確ではない.正に魂が圧死しそうだった.バッハに殺されそうになったのだ.

 自分には今まで音楽に殺されそうになる経験は何度かある.グレン・グールドの「バッハ・ゴールドベルク変奏曲」 ユーディ・メニューインの「バルトーク・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」.今回のコープマンの「バッハ・フーガの技法」は,それに匹敵する衝撃を私に与えたのだった.

 自分は初めて音楽について「完全性」というものを考えざるを得なくなった.音楽に「完全」なるものはあるのだろうか?あったとしても,それは重要な意味を持っているのだろうか?つまり何らかの価値を持っているのだろうか?

 フーガの技法は,音楽に完全性という価値があることを教えてくれる.それは確かに数理的な側面を持っているように思う.したがって,どこか超絶的であり,絶対的であり,冷たい非人間性すら感じさせる.「峻厳的」とでも言うのだろうか?しかし同時に,生命の理想としての永遠性をも持ち合わせている.だからそこに血脈が通っている感覚がある.「(部分的)死によって欠けることのない生命の完全性」とでも言ったらいいのだろうか?

  音楽は,人間を媒介にして生きている生命,言い換えれば情報である.生命としての音楽は,宿主である人間をある程度コントロールしながら,自己情報を維持(演奏される事)し,時間やエントロピーに逆らいながら,自己の情報を次の世代に伝えようとする.音楽は生命として生殖し,また生殖によって様々な近似バリエーションを子として生み出し,個体間で生存競争を行い,淘汰・進化しながら,永遠の生命を目指す.良い音楽は人間の手によって守られ,人間がそこにいる限り,演奏され続ける事で生きながらえていく.

 特にバッハの音楽は,オートポイエーシスの条件に必須の,自己参照性(参考文献:ホフスタッター『ゲーデル、エッシャー、バッハ - あるいは不思議の環』)を持っているように自分は思う.つまりバッハの音楽は「永遠の生命」への意志を持つと言ってもいいのかもしれない.フーガの技法は,その代表格ではないか?そういう意味では,このタイトルは全く不適切だと自分は思う.

 バッハ本人が「フーガの技法」において,あるいは他の作品において,その曲の永遠性・生命性を追求していたかどうかは自分にはわからない.しかしバッハの見出した(注:敢えて作曲とは言わない)「永遠の生命」が,人にとって善きものであった事を,私は感謝したい.

2013年9月14日土曜日

本日のピアノ練習 2013/09/13

 昨日はブログを書かなかった.練習時間が1時間ほどだったので,ほとんど練習に値しないと思ったからである.

 本日の練習は2時間半.そのうち1時間半は,インヴェンション 第2番の練習に費やした.練習方法は,YouTubeの演奏に合わせての片手練習.右手はそこそこだったが,やはり左手はメタメタだ.それほど速いテンポではないのだが,指の動きがわからなくなって,演奏が転んでしまう.そのため,転んでしまったところを,繰り返し練習した.そのような練習をしている内に時間がどんどん過ぎてしまった.

 残りの1時間を第1番の練習とした.こちらも第2番と同じく,YouTubeを聞きながらの片手練習がメイン.ただ本日初めて,第1番をこの方法で練習したのだが,手本がみな,想定したのより速いテンポであった.だいたいこの曲を1分15秒ぐらいで演奏している.「速めに感じるが,この速度ならば片手で弾けそうだ」と思ってやってみると,途中で転んでしまう.グレン・グールドはこの曲をゆっくり弾いているのだが,これは例外のようだ.ある程度覚えたらテンポを上げた練習が,多めに必要なのかもしれない.

 本日は両手練習は少なめになった.前にも書いたとおり,やはり最近,両手練習はうまくいっていない気がする.片方の手に対する,もう片方の手の干渉が激しく感じられる.テンポが遅すぎても,速すぎても干渉が強くなるため,ベストのテンポを見出さなければならないようだ.片手で弾く時よりも,やや遅めぐらいのテンポか?

 ということでお疲れ様でした.
速度を落とせば,

2013年9月12日木曜日

本日のピアノ練習 2013/09/12

 本日のピアノ練習は、約2時間。やり方は、ほぼ昨日と同じ流れ。本日もインヴェンション 第2番を1時間をちょっと超えるぐらい練習した。本日は特にYouTubeのお手本に合わせて、片手練習を行う時間を長めにとった。その結果、右手はついていきやすかったが、左手は途中でメタメタになることがわかった。まだ指が動きを覚えていないようだ。明らかに練習不足といった感じだった。

 本日は昨日と同じように、インヴェンション 第1番の両手練習がメタメタだった。第2番の練習で、指が疲れてしまっているのかもしれないが、片手練習ではそれほどつかれも問題も感じられない。とすると、これは視線の問題か、両手が互いに干渉のしている問題かということになる。

 本日のダウンの片手練習は、すべてをピアニッシモで弾くという方法をとった。引きにくいところは力んでしまい、素早く強く弾く傾向があるのがはっきりしする。つまりコントロールされていないのだ。

 本日は指よりも手首の上あたりが、筋肉痛のように痛い。実は肩もこっているのだが、やはり力んでいるのだろうか?難所を繰り返し練習したのが影響しているのか?また練習方法を、変えたほうがいいのかもしれない。

 ということで、お疲れさまでした。

2013年9月11日水曜日

本日のピアノ練習 2013/09/10

 本日のピアノ練習は初めてだと思うが,2時間半練習した.指の疲れについては,さほど変化はないので,2時間半で今後練習しても問題は無いと思う.

 練習の流れは,昨日と同じ.ただインヴェンション 第2番の練習が長くなり,1時間を越え,1時間半となった.これはようやく先日練習したばかりの,新しい部分を覚え始めたので,通しの片手練習が増えたためだ.やはり歌を最初から最後まで一通り歌うのと,途中までで止めるのとでは,気持ちが違ってくる.途中で止めるのは,いかにも練習という気分になるが,最後まで弾くと表現しているという気持ちになり,感情もそれなりに入ってくるし,気持ちも良い.

 今回は音の確認のために,YouTubeの手本を聞きながら,合わせて片手で弾いたみた.その結果,またしても音の間違いとリズムの間違いが発見された.この練習はいろいろと手っ取り早い上に,片手練習でも,両手で弾いているような気分を味わえるというメリットもある.今後たびたび行ってみたいと思う.

 インヴェンション 第2番の練習が長かったためか,第1番はあまり調子が良くなかった.片手は良いのだが,両手がまたしてもメタメタとなってしまった.両手が互いに干渉してしまい,足の引っ張り合いをしている感じだ.意図的に速度を上げてみると,手が無意識に動き,干渉も少なくなるのは明らかだ.しかしそれだとミスタッチも多くなり,難しいところになると,途中で転んでしまう,速度を落とすと干渉が始まるので,難しいところだ.

 今回は合わせて,譜面を見ながら引くという確認作業も行った.ここでもやはり,運指において,間違っている部分もあった.それで運指指示を目で確認しながら,片手練習を行った.本日は両手練習が少なかったので,明日はちょっと練習量を増やしてみたいと思っている.

ということで,お疲れ様でした.

2013年9月10日火曜日

本日のピアノ練習 2013/09/09

 本日のピアノ練習は2時間ぴったり.約1時間練習したところで,休憩を10分挟んだ.練習内容は昨日とほぼ同じだ.やはりインヴェンション 第2番の新しい部分が覚えられなくて,手こずっている.

 インヴェンション 第1番については,本日はメトロノーム練習において,高速テンポでの練習をやってみた.鍵盤を見ながらの片手はだいぶ慣れた感じがする.やはり両手になると,片方しか鍵盤が見られないためか,ミスタッチが多くなる.そこで久々に,ブラインドでの片手練習をやってみた.それによっていろいろな問題点が明らかになった.

 まず自分は,オクターブの相対位置がまだわかっていないらしい.インヴェンション 第1番ではオクターブの移動がわりとよくあるため,1と5の指が連続するのだが,その時に目で確認しないと,ミスタッチしてしまうことが多かった.それとどうしても,5の指による打鍵が弱く,不安定になってしまう.これはオクターブ移動の運指の練習を,集中的にやる必要があるのかもしれない.

 とりあえず指は腫れた感じがするが,2時間はあっという間に過ぎてしまった.現在の方法で駐中が途切れないようなので,慣れてきたら練習時間を増やすことも可能なのかもしれない.いったい初心者のピアノ練習の時間は,1セッション当たり何時間ぐらいが理想的なのだろう?まあ人にもよるとは思うが,プロだったら1日8時間ぐらい練習しているのだろうけど…

 ということでお疲れ様でした.

2013年9月9日月曜日

本日のピアノ練習 2013/09/08

 本日のピアノ練習は約2時間.内容も前日とほぼ同じだが,インヴェンション 第2番の左手については,未知の部分に進み,ついに最後に到達した.これでインヴェンション 第2番については,右手も左手も最後まで練習したことになる.ただ明らかに第1番より難しいので,まずは片手である程度弾けるようにならなければ,とても両手練習には移行できない.両手練習はまだ先になりそうだ.

 インヴェンション 第1番についても昨日と同様だったが,本日はなぜか前日よりも調子が悪く,両手練習においてミスタッチが多かった.片手ではそれほどのミスはなかったのだが,どことなく注意力がないような,集中の仕方がおかしいような気がした.原因は不明だ.もしかしたらインヴェンション 第2番の練習で疲れてしまい,集中力が維持できなかったのかもしれない.そういえば,本日は休憩を取るのを忘れている.

 インヴェンション 第1番の練習が終わり,いつものようにその曲の片手練習をダウンとしたが,本日はいつもと少し変えてみた.ダウンなのでゆっくり弾くのはもちろんのことなのだが,感情を込めて弾いてみることにしたのだ.するといろいろなことがわかってきた.感情を移入すると,打鍵の強弱やテンポにうねりが現れてくるのは当然だと思うが,同時に注意が感情の方にいってしまって,ミスが多くなるのだ.感情に流されてしまう感じだが,感情を込めない演奏はあり得ないので,ある程度抑制された形での感情表現練習は必須だと思った.これもまずは片手で歌う事になるだろう.

 本日はそんなところです.お疲れ様でした.

2013年9月8日日曜日

本日のピアノ練習 2013/09/07

 本日のピアノ練習は,1時間半.昨日と同じ事をやった.つまりインヴェンション 第2番もメインとして練習したと言うことだ.片手練習のみだが,右手も左手も,新しく練習し始めた部分が含まれている.そのため,たどたどしくなり,YouTubeでの手本の確認が入り,練習には時間がかかった.その部分にさしかかると,とても歌とは言えない状態なる.まあ最初はそんなものだろうと思う.

 ただこのインヴェンション 第2番は,この新しい部分に難しい指の動きがあり,難所となっている.そこを通り抜けると,少なくとも右手は,最初の再現部となるので楽になる.とりあえず難所は,繰り返し練習した.インヴェンション 第1番も同様に,難所を片手で繰り返した.

 本日は指が疲れているため,早めに練習終了.お疲れ様でした.

2013年9月7日土曜日

本日のピアノ練習 2013/09/06

 本日のピアノ練習は,約2時間.内容はほぼ前日と同じで,インヴェンション 第2番の練習をメイン扱いで練習した.本日は,左手の未知領域へさらに進んでいったが,すごく難しいところが出てきた.例によって音がイメージできないので,YouTubeでお手本を聞きながら練習したが,たどたどしすぎて,合っているかどうかもよくわからない.まあしばらく繰り返し練習するしかないだろう.

 インヴェンション 第1番も昨日と同じだが,昨日の発見があったため,本日は譜面を見ながら弾いて,指使いが間違っていないかどうかを確認した.ネットで見てみると,運指については,本の指定にこだわるべきではないという意見の人もいたが,初心者なので,とりあえず指示通りにやってみた.まだ指の入れ替えが,リズムに乗って行われるべきなのかよくわからない.自然にできるのが一番いいのかもしれないが,現在は意識する必要がある.

 また本日は新しい練習として,すべての音符をスタッカートで細かく切る練習をしてみた.力が入ってしまうと,鍵を長く押してしまうためだ.とりあえず本日のところは,効果のほどはよくわからない. もう少しやってみる予定.

 ということで,お疲れ様でした.

2013年9月6日金曜日

本日のピアノ練習 2013/09/05

 本日のピアノ練習は,2時間.内容はほぼ昨日と同じだ.ただ昨日と同様に,インヴェンション 第2番をアップとしてやるのではなく,第1メイン練習として行った.そのため第2番の練習時間は1時間かけた.また第2番の,左手の未知の部分を少しだけ練習してみた.右手については,まだ昨日初めて練習した新しい部分を覚えていないので,その部分はたどたどしい者となった.

 第2番の練習の後,10分間休憩を取り,第1番の練習を開始したが,ここで気づいたことがあった.運指の指示において「1-5」等のハイフンでつないだ表記が譜面上にあるのだが,その指示内容が何であるか本日ようやくわかった.自分は最初,「この音は1の指でも5の指でもいいよ」という意味かと思っていたのだが,とんでもない.これは,「1指を5の指に交代させろ」ということだった.実際そのようにしてみると,弾きやすくなった.

 ということで本日は,大きな発見がまたあった.まだまだ今後も出てくるのかもしれない.まあ,それを楽しんでいくというスタンスで続けていこうと思う.お疲れ様でした.
本日もいんう゛ぇ

2013年9月5日木曜日

本日のピアノ練習 2013/09/04

 本日のピアノ練習は、約2時間ほど行った。前回書いた通り、最近練習がマンネリぎみと感じていたので、本日は少しだけやり方を変えてみた。

 具体的には、メイン練習とアップを入れ換えてやった。すなわち、いつも最初のアップとしてやっているインヴェンション 第2番の片手練習をメインでやってみた。本日は、右手の未知領域だった部分を曲の最後までやってみた。これで一応、右手については、通し練習ができるようになったわけだ。大幅に未知領域を進めたのは、曲の最後の方が、前半とほぼ同じ動きをしていたからだ。これはたいへんありがたかった。旅に出て故郷へ戻ってきたような感じだった。ただし完全に同じと言うわけではない。「久しぶりに故郷に帰ってみたら、景色はちょっと変わっていた」とでもいったところだろうか。

 それともうひとつ新しい練習として、すべての音を最弱で弾くという片手の通し練習をやってみた。これは、ダウンとして行ったのだが、力を抜いて演奏する練習の一環でもある。最弱にすると音が出なかったり、最弱にできなかった部分、つまりコントロールさえていない部分がはっきりしてくる。この練習も有効ではないかと自分は思っている。

 本日は気象状態がひどく不安定で、雷が激しく鳴り、ヘッドフォンで練習していても、うるさくてしかたがないかった。時々近所に落ちたようで、ドッキリしてしまうだけでなく、何度も短い停電が起こった。雷のサージ電流が、ピアノに入ったらやばいなぁと思いつつ、ビビりながらの練習だった。

 本日は、インヴェンション 第2番の右手が最後までいけたので、ちょっと達成感があり嬉しかった。またしばらく覚えるまでは、先には進まないつもりだが、はたしてそれが正解なのか?

 ということでお疲れさまでした。

P.S.:
 このブログは、Nexus7にUSBキーボードを接続して書いている。漢字変換アプリとしては「Google日本語入力」を使用しているが、その使いやすさに感動してしまった。

 まずUSBキーボードを英語キーボードではなく、ちゃんと日本語キーボードとして認識してくれる。つまり、キートップの表記通りに記号類も入力できる。さらには全角半角キーによる切り替えも可能。バックスペースだけでなく、DELETEキーもPC同様に機能する。SHIFTキーを押しながら矢印キーを押して、選択範囲指定も可能。またPC同様においては一般的な、SHIFTを押しながら、スペースを押すことで、全角入力中に半角スペースが入力できる(その逆も可能)。更に極めつけは、予測変換候補の第1候補を、SHIFTキーを押しながらENTERキーを押すことで確定入力できる。

 簡単に言えば、「Google日本語入力」を使用すれば、PCと同じ感覚で、文字入力が可能となるわけだ。今まで無料の漢字変換
として「FlickWnn」をメインで使ってきたが、ハードウェアキーボードに対して、ここまでPCとほぼ変わらない入力環境を提供してはくれなかった。このことについては、別の自分のブログに記事を掲載しようと思っている。

 ただしまだ、いくつか不具合があり、時々、日本語入力ができなくなることがある事に注意。一度文書を保存すれば、再び入力できるようになる模様。今後の開発に期待したい。

2013年9月4日水曜日

本日のピアノ練習 2013/09/03

 本日のピアノ練習は約1時間30分.流れは全くいつもと同じだが,本日は両手練習が少なめになったと思う.片手練習は,難所の練習を繰り返してみた.自分の場合特に,隣り合っていない指を,隣り合わせる動きが苦手なようだ.例えば,右手の親指が押した鍵の右隣の鍵を薬指で押す等の動きだ.確かにこのような動きを指に指せることは,日常生活ではない.まあ繰り返し練習して,慣れていくしかないと思っている.

 あとちょっと,練習パターンがマンネリ化してきた感じもするので,何か新しいアイディアを取り入れてみたいと思っている.別の新しい曲を遊びでやるという方法もあるが,今のところ良いアイディアは浮かんでこない.

 ということでお休みなさい.

2013年9月3日火曜日

本日のピアノ練習(?) 2013/09/02

 本日はあまりにも眠くて,練習しながら舟をこいでしまうので,途中でリタイヤ.練習時間は30分.それも主にインヴェンション 第2番の片手練習のみ.新しいところはまだ両手ともに覚えていないようだった.

 秋の気配のする涼しさが,眠気を運んできたようだ.ということで,お休みなさい.

2013年9月2日月曜日

本日のピアノ練習 2013/09/01

 本日のピアノ練習は、約2時間程度.練習の流れはいつもの通り。インヴェンション 第2番の片手練習でアップ.ただし本日はいつもより長く約1時間程度練習した.

 長くかかったのは、左手をさらに数小節、新しい未知の領域に進めたからだ.そのため例によって、譜面から音のとれない私は、YouTubeのお手本演奏を聞きながら、練習した.その過程でまたしても、譜面の読み間違いを発見してしまった.

 発見できたのは、インヴェンション 第2番において、左手が右手の動きを追いかけるためだ.そのため左手の動きは基本的には、右手の動きでもある.今回の左手の新しい未知領域は、右手では既に練習している部分だった.その練習をしている時に、左手の動きが、右手の動きと微妙に違っている部分を発見したのだ.そしてよくよく譜面を見てみると、音符を読み間違えていたことに気づいた.

 インヴェンションだったから、音符の読み間違いに気づくことができたが、他の曲だったら、ずっと気づかずにいたかもしれない.そう思うと、このようなミスをなくし、譜面に忠実であるためには、譜面を見ながら演奏する練習も必要不可欠だと思う.まあそれが練習方法として、一般常識的なのかもしれないが…

 ということでお疲れさまでした.

2013年9月1日日曜日

本日のピアノ練習 2013/08/31

 本日のピアノ練習は,1時間のみ.昨日とほぼ同じ内容だが,インヴェンション 第2番の左手を,まだやったことのない未知の領域に進めた.約3小節ぐらい.

 本日は特記することは別段なし.ということでお休みなさい.

2013年8月31日土曜日

本日のピアノ練習 2013/08/30

 本日のピアノ練習は,昨日とほぼ同じ内容で,1時間30分ほど行った.両手練習は昨日よりやや多め.難しいところでひっかかったら,その部分の片手練習を左右とも行った後に,もう一度両手で行った.昨日違うのは,いつも両手練習で練習を終わるところ,片手練習で練習を終えてところ.

 かれこれ練習を始めてから一ヶ月近くになるが,気長な練習予定にもかかわらず,はたして進歩しているのだろうかと言う,一種の焦りのようなものを感じてしまっているようだ.まあ自分の場合,間違えずにちゃんと弾くことができるのは1年後ぐらいに考えておいたほうが良いのかもしれない.

 それと気になるのは,手の腫れ具合だ.やはり力が入っているのだろう.もしかしたら,トレーニングと同じく,ダウンを入れた方が良いのかもしれないと思った.今回,練習の最後に片手練習を入れたのは,1)両手練習によって発生した間違った指の動きのイメージを修正するため,2)うまく弾けたイメージで練習を終えたいためという,2つの理由からだが,第3の理由として,指の疲れを取るために,ゆっくり丁寧に弾くというのも入れても良いかもしれないと思った.つまり技術的にも,メンタル的にも,フィジカル的にも,ダウンとしてゆっくり丁寧な片手練習で練習を取り入れることは悪くないと考えた.

 とりあえず,しばらくこのダウンを取り入れてみようと思う.今のところ腱鞘炎と言うほどではないので,それ以外は考えていないが,ひどくなりそうだったら,練習後に手全体を冷たい水に浸すなどして,アイシングしてみようかと思う.

 ということでお休みなさい.



2013年8月30日金曜日

本日のピアノ練習 2013/08/29

 昨日のピアノ練習は,新Nexus7が届いたので,その設定などをやって,時間が無くなり,臨時休業とさせてもらった.Nexus7のレビューは,別のブログに書く予定.

  本日のピアノ練習は,ほぼいつも通り.まずアップにインヴェンション 第2番の片手練習(右・左).その後に,インヴェンション 第1番の片手練習(メトロノーム付,ブラインド,高速テンポ).さらにその後,両手練習をゆっくりとしたテンポでやった.

 今回の両手練習は,ちょっと多めにやってみた.特に小節から小節に移るときに,うまくできないところがあるので,苦手な小節をまたぐ部分のみを繰り返し練習してみた.やはりやってみると,当たり前ではあるが,その部分は弾きやすくなっている.この小節またぎの練習は,今後もやっていこうと思う.

 また両手練習中にメタメタになってしまうところがあるのだが,そこを両手で繰り返し練習してしまうと,せっかく覚えた動きを手が忘れてしまい,間違った動きを覚えてしまうことがあるようだ.そういうときは,片手に戻って練習した方が良いように感じた.両手練習にこだわりすぎるのも,問題があるのかもしれない.

 ということで,本日の練習時間は1時間30分でした.お疲れ様でした.

2013年8月28日水曜日

本日のピアノ練習 2013/08/27

 本日のピアノ練習は,一つの片手練習を普段より長めにやってみた.ちょっと指に,持久力をつけようと思ったからだ.案の定,疲れてメタメタになりそうだったが,そうなる前に,別の手を切り替えるという方法を取ったので,へんな手癖のようなものは,つかなかったと思う.

 それに伴って,本日初めて練習に新しい項目が導入された.つまり休憩である.1時間練習したらやったら,5分休憩を取るようにした.考えてみれば,本日まで練習は,休みを入れずに,ぶっ通しでやっていたのだが,これでは疲れによって学習効率が下がっているのではないかということに,本日の持久系練習で初めて思ったのだ.果たして5分の休憩が,適切であるかどうかはよくわからないが,とりあえずブレイクを入れてみた.正直なところ効果についてはよくわからないが,しばらくこれを取り入れてみようと思う.トータルには指の疲れは増しているように感じるが,これが休憩を取り入れたためなのかどうかは,今のところ不明.

 片手練習はメトロノーム付でやったのだが,まだ引っかかる部分があるので,そこを繰り返し練習したのだが,同じ指の動きを繰り返すのだから,疲れるのも速い感じだ.これも疲れでメタメタになる前に,止めるようにしている.

 それと本日の両手練習の時に初めて気づいたことがあった.それは曲の流れの中に,指を見なくても,指の感覚のみで弾ける部分と,見ないとうまく弾けない部分が混在しているということだった.当たり前と言えば当たり前なのだが,素人なので,やっとそのことに気づいた.両手は同時には見られないのだから,見られるのはどちらか片方だ.そのどちらの手を見るかを,曲の流れの中で,だいたい決めておくと,ミスタッチが減ったようだった.なので,今後は曲の各部分で,どちらの手を見るか決めていこうと思う.とりあえず,最初の部分は左手に決定した.

 本日の練習時間は2時間.お疲れ様でした.

2013年8月27日火曜日

本日のピアノ練習 2013/08/26

 本日のピアノ練習において,重大なミスが発見された.インヴェンション第2番を,例によってアップとして練習したのだが,本日は右手を進めて,今までにやったことのない数小節をやってみた.そこで例によって,音符から音程がとれない自分は,YouTube で練習用に演奏されていると思われる インヴェンション  第2番を聞いてみた.最初から聞いてみたのだが,その時,いつも自分が弾いているのとは違う感じがした.そこで念のために,譜面を良く確認してみると,なんと,自分は勘違いして覚えていることが判明した.

 全くびっくりしてしまったのだが,いつの間にか自分で作曲してしまっていたようだ.もう覚えたと思って,譜面を見ずにやっている内に,譜面から離れてしまったらしい.ということで,ある意味では新鮮な気分で,その間違って覚えてしまった部分を繰り返し練習した.

 本日の練習内容は,ほぼいつもと同じ(メトロノーム付片手練習あり).ただし1つだけ新しい練習として,両手でのメトロノームに合わせる練習を試してみた.やはりかなり難しく感じ,現在のノーマルなテンポでは,めちゃめちゃになってしまうので,これは途中で止めた.もう少しうまくなったらやってみようと思う.

 本日の練習時間は2時間でした.お疲れ様でした.

2013年8月26日月曜日

本日のピアノ練習(?) 2013/08/25

 本日はピアノ練習とは言えないかもしれない.約30分のみ.後半15分間をインヴェンション 第2番,後半15分をインヴェンション 第1番.両方とも片手ずつ通し練習.失敗したところを,繰り返し練習.そしたら恐ろしい眠気が襲ってきて,練習にならなくなったので,練習中止.

 昨日は,指の腫れを戻すために,意図的に練習をお休みを取った.本当は本日から,また2時間近い練習にしようと思ったのだが,別要因でそうはいかなかった.本日がとても涼しい上に,睡眠時間が4時間だったせいかもしれない.室温28度.湿度も低く,扇風機もいらない.別段,演奏会があるわけでもないので,そこらへんは臨機応変に対応していくつもりです.気長に,無理せず,けれども継続していくと言うことです.

  ではお疲れ様でした.

2013年8月24日土曜日

本日のピアノ練習 2013/08/23

 本日のピアノ練習は昨日とほぼ同じなので,詳細は割愛する.ただ目を閉じて弾く練習はやらなかった.練習時間は1時間半.たいした練習量ではないのだがなのだが,手というか,指全体が腫れてき,疲れてうまく動かなくなってしまった.特に指の動きの分離が難しくなって,他の指の動きに,その隣の指が引っ張られて動いてしまう.もしかしたら,本日はちょっと速いテンポでの片手練習を入れたので,力んでしまったのかもしれない.

 もう一つ考えられるのが,指を鍵盤から浮かせている可能性だ.特に小指は浮いているような気がする.

 ということでお疲れ様でした.

2013年8月23日金曜日

本日のピアノ練習 2013/08/22

 本日のピアノ練習も,アップはインヴェンション 第2番 BWV733 の片手のみによる練習を左右行った.ただし今回はそれに加えて,右手練習を前に進めて,やったことのない新しい2小節も練習した.相変わらず,楽譜から音が聞こえてこないので,YouTubeのお手本演奏を聴きながらである.このアップはだいたい30分ぐらいだった.

 その後は,メイン練習であるインヴェンション 第1番 BWV772 を,いつものパターンで練習した.ただし今回は,両手練習を比較的多めにやった.また新しい片手練習として,最近取り入れている,目を閉じて弾くという方法と,メトロノームに合わせて弾くと言う方法を組み合わせてみた.するとたちどころに,ボロが出た.ボロが出たところを,繰り返し練習した.

 また今回は,両手練習においても,メトロノームに合わせて弾いてみた.もちろん目は開けているのだが,ぜんぜんメトロノームに合わせることができなかった.片手でボロが出ているのだから当然と言えば当然だが,片手ができていなくても,このような練習もする必要がある気がする.

 本日の練習は約2時間.本日は気温がやや低く,涼しかったので,練習はその意味では楽でした.お疲れ様でした.

2013年8月22日木曜日

本日のピアノ練習 2013/08/21

 本日のピアノ練習は,ほぼ昨日と同じ内容だ.インヴェンション 第2番の片手練習(右左)で30分ぐらいアップ.その後にメイン練習であるインヴェンション 第1番のルーチン的な練習,すなわち片手練習(右左)を,通常・メトロノームに合わせて・目を閉じてという3種類で練習し,その後,両手で合わせる練習を行った.

 特に両手練習ではっきりしていることは,テンポを落とすと,手が自動で動かなくなること.ゆっくりすぎると,曲が崩壊してしまって,音譜の残骸が散らばるようになってしまい,手が歌えなくなってしまう.歌が消えると,指は動かなくなる.どうやらゆっくり弾くと,片方の手の動きが,もう片方の手の動きに乗り移ってきて,手の動きが混じり合ってしまうようだ.

 つまり指は,一連の指の動きを,そのかたまり単位で記憶しているということらしい.そのため,最初のいくつかの指の動きが発生すれば,それがトリガーとなり,残りの指の動きが自動的に発動されるようだ.ところが,ゆっくり弾くと,トリガーとなる動きが失われるために,意識して指を動かす必要が出てくる.つまり思い出しながら弾くということになるが,この時,両方の指の動きを同時に思い出すことができないため,どちらか片方の指の動きのみが思い出されることになる.その思い出した指の動きは,もちろんどちらか一方の手に割り当てるのだが,もう片方の手は,自分の動きに対して何の手がかりもなくなるため,割り当てたもう片方の手の動きを横取りしようとするらしい.本当かな?

 ではどうするのか?両手を練習する前に,もっと片手を練習して手に覚えさせるべきなのか?何か他に良い方法があるのか?

 本日は手がかなり疲れているため,練習は1時間半で終了.お疲れ様でした.


2013年8月21日水曜日

本日のピアノ練習 2013/08/20

 本日もピアノ練習の流れは,同じで,アップがインヴェンション第2番の右手のみと左手のみを,それぞれ練習.本日は新しい小節には進まずに,今までやってきたところを復習した.そしてメイン練習は,インヴェンション第1番だが,流れは同じで,右手のみ,左手のみ,両手という順番で行った.

 ただし,今回はそれを1セットやった後,今までにやったことのない練習を2つ行った.まず電子ピアノに内蔵されているメトロノームに合わせて,片手練習をやったのだが.テンポは感覚的には,実際の演奏のテンポと同じぐらいにした.驚いたことに,メトロノームに音を合わせようとすると,意外にもミスタッチが多くなる.片手のみで,それほど速く感じていないにもかかわらず,失敗してしまうのである.まだ手が曲を覚えていないのだなと痛感した.とりあえず,ミスしてしまう部分は,やはり難しいところが多いので,その部分だけ繰り返し,メトロノームに合わせて練習した.

 もう一つの新しい練習も,片手の練習だ.それは目をつむって,片手で演奏する等言うものである.まあブラインドタッチ練習というわけだ.この練習によって,自分はまだ,オクターブの鍵盤の幅がわかっていないことが判明した.この目をつむってやる練習は,目を開けたままでは気づかない,演奏中の指や手の動きが把握できるというメリットがあるようだ.

 本日の練習時間は1時間半ほどでした.お疲れ様でした<(_ _)>

 

2013年8月20日火曜日

本日のピアノ練習 2013/08/19

 本日は,スタンダードな練習,インヴェンション 第2番の,右手のみと,左手のみの練習を一通り軽くやった後に,メイン練習のインヴェンション 第1番に移った.本日もやり方はほぼ同じだが,本日は通常のテンポより速く弾く練習を右も左も行った.

 両手で弾くときはテンポをかなりゆっくりにして,たどたどしい感じで弾いているのだが,一つのことに気づいた.あまりゆっくり弾いてしまうと,この2声の歌が失われてしまい,歌ではなく,連続した音の並びになってしまうということだ.歌が崩れて,バラバラになった音が散乱しているようなイメージだ.指の動きをあまり意識せず,手が自動的に動くのに任せて,ある程度のスピードを維持した方が,むしろうまく弾けている気がする.

 だから難しくて,たどたどしくなり,テンポが落ちてしまうところも,ゆっくり丁寧にミスしないように弾く練習だけではなく,ミスタッチがあってもいいから,通常のスピードで突っ走る練習も必要な気がした.

 本日は,練習後かなり手が腫れたが,2時間ぐらいの練習だから,明日には回復していることだろう.ということでお疲れ様でした.

2013年8月19日月曜日

本日のピアノ練習 2013/08/19

 2日ぶりに,ピアノ練習を行った.練習時間は約2時間だったが,意外と指というか,手が疲れた.この2日間でかなり,指や手の疲れはとれたはずだと思っていたのに,そうでもなかったのか?それとも久々な感じだったの,力が入ってしまったのかもしれない.音をはっきり鳴らそうとしていたからなぁ…

 練習は,最初にインヴェンション第2番 BWV773 の,未だに練習したことのない未知領域である中盤の右手を行った.この第2番の練習は前座というか,メイン練習の前のアップのような位置づけで行っている.難しい曲を先にやった方が,その後のそれより難度の低い練習において,指が動くような気がするためである.ホントかな?

 未だ楽譜から音が聞こえてこない自分は,現在,演奏している音に自信が無いので,YouTubeのお手本演奏を何度も聴き直して覚えてから,練習をしている.また音が怪しいときも,お手本を聞き直している.

 しかし明らかに第1番より難しい.バッハは,インヴェンションの順番を教育的配慮から決めたと聞いているが,このステップでレベルが上がっていくとすると,もしや,一生が終わるまでに,最後までいけないのではないかという不安もよぎる.

 その後にメインの課題である,インヴェンション第1番 BWV772 の練習に移った.まずは右手を,次に左手を,最後に両方いっしょに演奏するという練習の流れは変わらない.今回はおさらいのつもりで,普通に練習した.つまりまず全部弾いてみて,うまくいっていないところを洗い出し,そこを繰り返し練習するという方法だ.ある程度できたら,次の苦手な部分を攻めていく.そして最後までいったら,通しでやってみると言った形を,右手のみから順々にやっていくのだ.ただそれだけの練習で,工夫のないスタンダードな練習で本日は終わった.

 先ほど書いたとおり,この2日間はピアノには触っていなかったのだが,ある嫌な現象が自分に発生した.それは,鬱である.はたしてピアノ練習をしないことが原因なのかははっきりしないが,この2日間,特に初日は鬱傾向が顕著に見られた.果たしてピアノ練習をしないことが原因なのかどうかは,今後の練習経験で明らかになって行くだろう.

 もっともピアノ練習歴の長い人たちは,その答えを既に知っていらっしゃるのでしょうが…

 ということで本日もお疲れ様でした<(_ _)>

2013年8月17日土曜日

バッハとメシアンは兄弟

 本日16日は諸事情により,ピアノの練習はお休みとなった.明日は行う予定.その代わりに,メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」を聞くことにする.ちなみに自分は「時の終わりのための四重奏曲」だと思っていたが,そういう別称もあるらしい.

 自分は,バッハと並んで,メシアンが好きだ.自分はメシアンの音楽は好きなのだが,彼の思想はよく知らない.バッハはプロテスタントで,メシアンはカトリックであることは知っている.だからメシアンの音楽に,神秘主義的なところを感じるのには納得がいく.メシアンの有名な交響曲に,「トゥーランガリラ交響曲」があり,自分は小澤征爾指揮のCDを持っているのだが,この「トゥーランガリラ」という言葉は,サンスクリット語から作られた造語であることから,メシアンが仏教に関する知識を持っていた可能性もあるのかもしれない.仏教も神秘主義の一種と考えられるので,カトリックのメシアンが仏教に関心を持っていたとしても,自分にとっては不思議なことではない.

  一般的にはバッハはルター派正統主義の信仰を持っていて,神秘主義的な傾向はあまり見られなかったと考えられるが,そうではないと異議を唱えている人もいるようである.自分の素人感覚的には,バッハの音楽には神秘主義的要素は少ないように感じられる.

 ただ自分にとっては,バッハも,メシアンもある共通の事柄について,音楽表現していると感じる.自分から見た場合,バッハとメシアンは兄弟なのだ.

2013年8月16日金曜日

本日のピアノ練習 2013/08/15

 自慢にはならないが,自分は昔から手先が不器用だった.例えば中学生の時,技術の授業で製図をしたときは,うまく線が引けないので,椅子から立って,身体をあちこちに移動させながら線を引いたほどだ.そのため,ピアノ練習においても,その不器用さが出ているような気がする.

 今のところピアノについては,立つことはないのだが,インヴェンション第1番 ハ長調 BWV772 の演奏において,左手がだんだん身体の中央に近づいてくるところがあるのだが,そこでかなり窮屈な感じになる.当然,指もうまく動かない.どうやら手のひらがかなり下に落ちて,指の移動時にキーがひっかかてしまい,それもうまく動かない原因のようだ.左手を持ち上げた方が良いのだろうか?身体を右に傾けるのか?それとも左肩のみを上げるのか?初心者はそんなこともわからない.

 「左手は,右手の3倍は練習しろ」というのが,ピアノ練習の常識の一つらしい.そこで左手の練習を繰り返すわけだ.確かにしばらく繰り返していると,着実にエラー率は下がる.しかし,当然のことではあるが疲れてくると,再びエラー率は上がってくる.現在はとりあえず左手が疲れたら,右手の練習に切り替えて,左手を休ませている.

 本日は掃除をしたためなのか,右手首の右上が痛くなってしまった.原因としてもう一つ疑われるのが,右手の小指を無意識に浮かせてしまっている事だ.インヴェンション第1番 ハ長調 BWV772 の演奏では,右手の小指はあまり使用されない.そのために無意識に浮かせてしまっているのかもしれない.

 本日はそのため練習を早めに切り上げた.約1時間30分ぐらいだと思う.

2013年8月15日木曜日

本日のピアノ練習 2013/08/14

 本日の練習は,インヴェンション第1番 ハ長調 BWV772 をメインで練習し,ちょっとだけ,インヴェンション第2番 ハ短調 BWV 773 の最初の部分を練習した.

 練習時間は2時間ぐらいだったと思う.本日は初めて,片手だけで,できるだけ速い速度で弾いてみるという練習をやってみた.つまり本来の演奏スピードよりも,かなり速く弾くのだが,片手だけならば,それほど難しい感じはしない.ただいくつか難しいところがあり,やはりそこはたどたどしい感じになってしまったり,ミスタッチしてしまう.ただ以前にはとてもできなかったスピードで,弾けるようになってきたことがわかった.ちょっと自分の進歩を感じられるのはうれしいことだった.

 第2番の方は,右手を一通り弾いたこともないのだが,初めて左手の最初の部分を弾いてみた.最初はそれほど難しくはないようだ.ただ第1番とは違い,左手のトリルがたくさん存在するので,難易度は明らかに第1番よりも高いようだ.もしかしたら,この第2番には1年以上かかるのかもしれない.まあ別に義務でやっているのではないから,気長にやっていこうと思う.練習を楽しめなかったら,長続きはしないだろう.

2013年8月14日水曜日

大合奏!バンドブラザーズP登場

 自分を演奏の世界に引き込んだ, Nintendo DS の画期的な音楽ソフト「大合奏!バンドブラザーズDX」.自分はこのソフトがたいへん気に入っており,自分のDSとDS LLは,事実上,バンブラの専用機,つまり楽器となっている感がある.

 自分は,このソフトを新品で2本購入している.これは1ソフト当たりのダウンロード曲数に制限があるためで,自分の気に入った曲をすべてダウンロードできなかったからだ.自分はさらにもう一本を新品購入し,元彼女にプレゼントしている.元彼女と楽しく合奏をするためだったが,彼女はあまり気に入ってくれなくて,がっかりした経験がある.

 さて,そのバンブラの新作「大合奏!バンドブラザーズP」がNintendo 3DSのソフトとして登場するというニュースが飛び込んできた.
ITMediaニュース:
「バンブラ」新作はVOCALOIDで歌声も 「P」になれる「バンブラP」13年冬発売
このニュースによると,今人気のVOCALOID機能が追加されたようだが, 注目すべきは下記の内容だ.
  • パート:DXの8パートから10パートに
  • 楽器 :DXの58種類から72種類に
  • DXの楽曲投稿は,9月26日で終了する。
  困ったことになった.自分は Nintendo 3DS 系を所持していない.となると 3DS LL を購入することになるが,\18,900 は貧乏人の私にとっては痛い出費だ.また3D機能が売り物の一つなのに,バンブラにしか使わず,おそらく3D機能は無駄になってしまうのも惜しい気もする.

 さらに Nintendo 3DS の形状が,バンブラのマスター操作に向いていないのではないかという疑念もある.3DS LL は,矢印キーが以前よりも下がった位置にあるため,Lキーと矢印キーの同時押しが難しいのではないか?ただもしかしたら,矢印キーの上にあるスライドパッドが,ビブラートやチョーキングに割り当てられるのではないかという期待もある.

  最後の,投稿終了については残念なことだが,バンブラDXユーザーによるダウンロードは,その後も可能なのだろう(未確認).つまり投稿終了によって,バンブラDXユーザーのダウンロード可能な曲は,9月26日以降増えることはないと言うことだ.

 投稿終了については補足がある.本当かどうかは確認できないが,ニコニコ大百科のバンブラPの記事には,次のような記載がある.

楽曲の投稿は9月26日で終了するが、現在バンブラDXで投稿された楽曲を任天堂の社員しもべたちが本作でも遊べるように手打ちで変換作業をしている
だとすれば,バンブラDXのユーザー投稿による資産は継承されることになる.ユーザーの有志たちが,情熱とエネルギーを注ぎ込んで完成させ,投稿した楽曲が,水の泡となるのは避けられると言うことだ.つまり,ヒデキさんが投稿してくださった,あのすばらしいバッハの曲群も,すべて継承されると言うことでもある.

 出費は痛いが,とりあえず冬を待って,バンブラPの購入を考えてみることにする.

ピアノ練習開始について

 自分は楽譜もまともに読めないし.今まで先生についてピアノを練習したこともない.にもかかわらず,自分に残された人生の時間を,バッハの曲のピアノ練習に費やすことに決めた.

 自分は,これまでバッハの曲を演奏した経験がないわけではない.しかしその楽器は通常のそれではない.自分が演奏したその楽器とは,Nintendo DS だったからだ.「大合奏!バンドブラザーズDX 」は,DSを「モバイルの楽器&DTM&カラオケ」に変身させる画期的な音楽ソフトである.その楽曲ダウンロードに,バッハの曲がいくつかあり,高いクオリティで制作投稿されていた.自分はそれをダウンロードし,いわゆるマスター操作でいくつか演奏してみた.演奏といってもほとんどの曲が難曲であり,テンポを落とした練習演奏を行うぐらいがほとんどだった.

 しかしそれでも自分は,それに酔ってしまった.特にBWV538ドリア調は,感動のあまり,涙すらこぼれそうだった.それは単に曲を聞いているだけでは,決して味わうことのできない感動であった.皆川達夫「バロック名曲名盤100」に ,「バッハはたどたどしくてもいいから,実際に弾いてみること」といったような内容の文章が書かれていたと思うが,それは嘘ではなかったのだ.

 その感動によって,自分はバッハの曲の演奏に誘われた.以前からバッハを聴くのは好きだった.特にグールドのゴールドベルク変奏曲は,今まで聞いたあらゆるCDの中で,No.1である.そのため自分の中で様々な楽器が,演奏楽器の候補にあがることになる.

 しかし現実的なのは,やはりピアノだった.ピアノだったら,イニシャルコストをそれほどかけずに練習には入れそうだったし,電子ピアノなら値段も安く,隣近所の迷惑にもならない.独学練習の教材も豊富にありそうだった.

 というわけで,自分は,ピアノ練習をすることに決め,その準備をした.とりあえず次の4つのものを準備した.
  1.  電子ピアノ:
    ヤマハ デジタルピアノ (ブラック) P-105B
    ¥ 33,100
  2. キーボードスタンド: KC キーボードスタンド KS-9000¥ 5,600
  3.  ヘッドフォン:
    ヤマハ  HPE-30
    ¥2,550
  4. 教本:J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニア 全音ピアノライブラリー¥ 1,890
  つまり自分はまず,バッハのインヴェンションを練習しようというわけだ.インヴェンションは,自分の好きな曲がたくさん含まれているが,いわゆる練習曲でもあるのでちょうど良いと思ったのだ.はたしてピアノの全くの初心者が,インヴェンションから練習するのが妥当かどうかは定かではないのだが,とりあえずチャレンジしてみる.この方法でダメだったら,また別の方法を考えるとしよう.とりあえず有名な「インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV 772」の演奏が第一目標.

 たいへんありがたいことに,バッハ「インヴェンションとシンフォニア」の練習の進め方についてという,ブログ記事がある.まだ全部読んでいないが,参考にさせてもらうこととしよう.