特に両手練習ではっきりしていることは,テンポを落とすと,手が自動で動かなくなること.ゆっくりすぎると,曲が崩壊してしまって,音譜の残骸が散らばるようになってしまい,手が歌えなくなってしまう.歌が消えると,指は動かなくなる.どうやらゆっくり弾くと,片方の手の動きが,もう片方の手の動きに乗り移ってきて,手の動きが混じり合ってしまうようだ.
つまり指は,一連の指の動きを,そのかたまり単位で記憶しているということらしい.そのため,最初のいくつかの指の動きが発生すれば,それがトリガーとなり,残りの指の動きが自動的に発動されるようだ.ところが,ゆっくり弾くと,トリガーとなる動きが失われるために,意識して指を動かす必要が出てくる.つまり思い出しながら弾くということになるが,この時,両方の指の動きを同時に思い出すことができないため,どちらか片方の指の動きのみが思い出されることになる.その思い出した指の動きは,もちろんどちらか一方の手に割り当てるのだが,もう片方の手は,自分の動きに対して何の手がかりもなくなるため,割り当てたもう片方の手の動きを横取りしようとするらしい.本当かな?
ではどうするのか?両手を練習する前に,もっと片手を練習して手に覚えさせるべきなのか?何か他に良い方法があるのか?
本日は手がかなり疲れているため,練習は1時間半で終了.お疲れ様でした.
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