2013年8月17日土曜日

バッハとメシアンは兄弟

 本日16日は諸事情により,ピアノの練習はお休みとなった.明日は行う予定.その代わりに,メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」を聞くことにする.ちなみに自分は「時の終わりのための四重奏曲」だと思っていたが,そういう別称もあるらしい.

 自分は,バッハと並んで,メシアンが好きだ.自分はメシアンの音楽は好きなのだが,彼の思想はよく知らない.バッハはプロテスタントで,メシアンはカトリックであることは知っている.だからメシアンの音楽に,神秘主義的なところを感じるのには納得がいく.メシアンの有名な交響曲に,「トゥーランガリラ交響曲」があり,自分は小澤征爾指揮のCDを持っているのだが,この「トゥーランガリラ」という言葉は,サンスクリット語から作られた造語であることから,メシアンが仏教に関する知識を持っていた可能性もあるのかもしれない.仏教も神秘主義の一種と考えられるので,カトリックのメシアンが仏教に関心を持っていたとしても,自分にとっては不思議なことではない.

  一般的にはバッハはルター派正統主義の信仰を持っていて,神秘主義的な傾向はあまり見られなかったと考えられるが,そうではないと異議を唱えている人もいるようである.自分の素人感覚的には,バッハの音楽には神秘主義的要素は少ないように感じられる.

 ただ自分にとっては,バッハも,メシアンもある共通の事柄について,音楽表現していると感じる.自分から見た場合,バッハとメシアンは兄弟なのだ.

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