2014年2月21日金曜日

ピアノ練習 2014/02/20:疲れ

 本日のピアノ練習は1時間半.内容はほぼ昨日と同じ.ただし,インヴェンション第13番の右手練習には,時間をかなり割いた.

  本日は奇妙なことに,左手が疲れていて,ちょっと第1番を練習しただけで,乳酸がたまったような感じになってしまった.別に手を使って仕事をした記憶もないので,この原因はよくわからない.また13番の練習において,第4指,第5指を使う頻度が高く,なおかつ,手を開くためか第5指のライン上にある,手首の上がやはり痛くなった.

 しかしおかげで,4小節分の右手の運指は,だいたい覚えることが出来た.こレは進歩と言って良いだろう.
 
 疲れのためかか,本日の第1番の録音は,いままで一番いただけないものとなってしまった.まあちょっと様子を見てみよう.

 ということでお疲れ様でした.

2014年2月19日水曜日

ピアノ練習 2014/02/19:評価意識

 本日のピアノ練習は1時間半.最近かなりピアノ練習をサボっていたので,久々の練習となった.これはオリンピック中継が主な理由なのだが,自分のように発表会もない気楽な自主練習スタイルは,どうしてもルーズになりがちだと感じる.自分の弱い部分だ.

 練習内容は,ほぼいつもの通り,インヴェンション第1番を中心に行った.久々なので心配したのだが,アップ的に数回練習すると,手の動きが以前のように戻ってきた.自転車のように,ある程度ブランクがあっても,手がその動きを忘れないためなのか?

 本日の練習は少しだけイレギュラーがある.それは第4番の練習をやめて,第13番 BWV784 の片手練習を行ったことだ.以前に少しだけ第5番を練習したのだが,今回第13番にした理由は単純で,この曲が昔から好きだったからだ.特に自分の記憶では,NHKのオープニングかエンディングテーマに採用された,冨田勲によるシンセ演奏バージョンが深く印象に残っている.

 実際に第13番の右手の最初の4小節を練習してみると,意外にもそれほど難しくはなかった.これはトリルやターンなどの装飾音が皆無であるためかもしれない.今まで気が付かなかったが,第13番の持つスッキリした透明感は,その無装飾性ゆえなのかもしれない.なぜバッハこの曲に装飾音を全く用いなかったのだろう?いつもながら,本人にどういう気持で曲を作ったのか,尋ねてみたくなる.もしかしたらそれもバッハの狙いなのかもしれないが…
 
 ただし第13番の右手においては,第5指を頻繁に使うため,かなりその指に負担がかかる.また手の開きが,いままで練習したものよりも要求されるように感じた.しかし正直に言えば,第5番よりも第13番が弾きたい気持ちが強いので,第13番についてレギュラー練習にしてもよいと思っている.

 いつものように,最後に仕上げとして第1番を録音し,そのMIDIファイルをPCのに転送した.最近は「録音慣れ」の練習もしていたが,やっぱり録音になると緊張感が漂う.特にいいものを残そうとするので,どうしても自分の演奏を評価的に聞きながら演奏してしまい,良し悪しを判定してしまう.それをやってしまうと,全く演奏に集中できなくなり,結果また別の部分で失敗してしまう.

 失敗しても成功しても演奏中は評価せずに演奏を続け,評価したければ録音を聞くという態度が必要なのかもしれない.だとするとやはり演奏を楽しむこと,ある程度演奏に没入することが,録音においても大事なのかもしれない.録音していることを忘れることなのかもしれない.

 今まで録音中失敗すると録り直しをしていたが,今後はそれはやめて,一発録音に変えてみようかと思う.残すべきかを評価しながら,演奏を聞いているからだ.とりあえずしばらくはその方針で行く.

ということで,お疲れ様でした.

2014年2月6日木曜日

ピアノ練習 2014/02/05:デジタルピアノとPCとWindowsによるMIDI再生

 本日のピアノ練習は約2時間.メイン練習は,インヴェンション第1番の通し練習と失敗箇所の繰り返し練習を中心としたスタンダードなもの.第2番については,両手の通し練習を2回行った.第3番第4番については,片手通し練習と片手のアルペジオ繰り返し練習を行った.

 本日は練習については,特記するものはないが,最近の練習の流れに加わった新たなステップについて記録しておく.

 自分のデジタルピアノYAMAHA P-105には,録音機能がある.ただし1曲しか録音できない.録音した曲は明示的にクリアしない限り,電源を切ってもピアノ本体に残っている.以前も書いたが,自分の練習を録音して,その場で聞き直してみることは,練習の一環として今までもやって来た.しかしそれ以上の録音機能の活用は,今まで考えてこなかった.

 ところが最近,偶然にもこのP-105のマニュアルを読んだところ,この機種はPCにUSBで接続可能であり,デジタルピアノ本体に保存されている録音を,MIDIファイルとしてPCなどでに取り出すことができることがわかった.

 そこでこれからは,1回の練習毎に1曲ずつ第1番を録音し,その録音をPCに移動して,蓄積してみることを考えた.そうすれば,今まであまり感じられなかった練習の成果を,過去と最近の録音を聴き比べることによって,感じることができるのではないかと思ったのだ.


 そこで先日,プリンタ用に購入した3mUSBケーブルを使って,P-105とPC(Windows8.1)を接続してみた.その後YAMAHAサイトから,デジタルピアノと通信するためのユーティリティソフト「Musicsoft Downloader」をダウンロードして,インストール.

 さて準備は整ったと思い,ソフトで接続を試みたのだがうまくいかない.「接続チェック」ボタンというものそのソフトにはあり,それをクリックしてみたが,接続できていないと表示されるのだ.とりあえず,デバイスドライバをYAMAHAサイトからダウンロードして,インストールしてみた.ちなみにマニュアルによれば,ドライバ等は不要とは書かれていた.

 今度こそは大丈夫だろうと思い,ソフトを立ち上げ,「接続チェック」ボタンをクリックするが,
楽器と通信ができません.コンピュータと楽器とのケーブル接続を確認した上で,[接続チェック]をクリックしてください

と表示される. さてどうしたものか?

 あれこれやったのだが,やはり上記の表示が出てしまう.そんなことをしているうちに上記のメッセージを表示したダイアログボックスの中に「接続チェック」ボタンが更に有ることに気づいった.きっとリトライするための「接続チェック」と同じ意味のボタンなのだろうと思ったが,ダメ元でそのボタンをクリックしてみた.するとそれまで表示されたことのないウィザードが立ち上がった.

 実はこの2つめの「接続チェック」ボタンは,実質上,このソフトの設定ウィザードであった.自分の環境の場合だけかもしれないが,この2つめの「接続チェック」を行わない限り,通信ができなかったようである.つまり上記のメッセージは,最初の「接続チェック」ボタンではなく,ダイアログボックス内の2つめの「接続チェック」ボタンを意味していたようだ.

 ウィザードによって設定が完了すると,やっとP-105内の録音済みMIDIファイルをPC内にダウンロードすることができた.ただこのソフトは奇妙なことに,P-105からすぐにデスクトップ等にダウンロードできるわけではなく,一時的なエリアにダウンロードされ,その後PC内のどのフォルダに保存するのかを指示して,ダウンロードが完了するというものだった.

 このように「Musicsoft Downloader」は出来の良いユーザーフレンドリーなソフトとは言えないが,とにかくWindows8.1で動いてくれたので,よしとしたい.ただ問題は,その次にあった.

 MIDIファイル再生の問題である.以前の古いPC(Windows95)を使用していた時は,YAMAHAのソフトシンセサイザーをインストールして,MIDIファイルを再生していた.その音は安っぽくはなくリアルで,MIDIの音源として十分に満足のいくものだった.ところが最近はMIDIファイルを再生する機会もなくなり,YAMAHAもソフトシンセサイザーの開発をやめてしまったことから,PCでのMIDI再生環境は,OSデフォルトのままになっていた.

 御存知の通り,Windows OS の標準的なMIDI再生環境では,Micorosoftのソフトシンセサイザーである「Microsoft GS Wavetable Synth」となるわけだが,これが極端に音が悪い.このソフトシンセは,名前の通り,サンプリング音源だと思うのだが,まるでおもちゃの電子ピアノのような,チープな電子的な音で再生される.自分の間違いだらけの下手くそな演奏よりも,そのピアノ音の酷さの方が気になってしまうほどなのだ.

 そこでなんらかの方法で,安く,できたら無料でMIDI再生品質を向上する方法がないのかと思い,ネットを検索してみた.すると驚くべき事実が判明した.

 すでにVista以降のWindowsでは,MIDIマッパー(*)は廃止となっていた.つまりMIDIファイルを再生するための標準的なMIDI音源として,「Microsoft GS Wavetable Synth」以外のソフトシンセサイザーを選択できなくなっていたのだ.どうやらMIDIファイル再生の需要がなくなってしまったため,廃止ということになったらしい.
*:どのような装置やソフトシンセサイザーで,MIDIファイルを再生するかを決定するOSのユーティリティ

 確かに過去の記憶では,ソフトシンセサイザーがトラブると,システムが固まったり,BSODが表示されたりして,深刻なあるいは致命的な状態にPCが陥ることはあったと思う.これはソフトシンセサイザーが単なるアプリケーションではなく,一種の仮想デバイスとしてシステムにインストールされていたためだ.つまりソフトシンセサイザーのトラブルとは,ハードウエアのトラブルに等しく,それ故そのトラブルはPCに深刻な結果を招くことがあったわけだ.


 そういう意味では,Microsoft側がそのような危険なアプリケーションが利用できなくなるような状況を作り出したのは,納得の行くことである.つまりは標準的な音楽プレイヤーではなく,外付けのMIDI音源やソフトシンセサイザー内臓のMIDI再生専用のプレイヤー等を使えということなのだろう.さてどうしたものか?

ということで本日はここまで.お疲れ様でした.