上記を一通りやった後,もう一度最初に戻って,まずは軽く第1番の両手練習.その後,第2番の両手練習を1ページ分行った.第2番については,新たなエリアには進まなかった.まだ非常にたどたどしいため.第3番については,新たに被代理手を12小節の未知のエリアに進めた.これだけ進めたのは,今までと同じパターンが出てきたためだ.
第4番の右手についても,19小節ほど新たなエリアに進んだ.第4番は,似たようなパターンが繰り返し続くので,覚え易いためだ.しかし5本の指をすべて使うのはもちろんのこと,ほとんどが16分音符の連続であるため,手が疲れてくる.右手は19小節目から約3小節に渡る連続プラルトリラーも存在する.
こうして考えてみると,第4番の目的は,手の持久力を鍛えることにあるのではないかと思えてくる.第1番の小指の不要や左手の動きの少なさ,第2番のカノン,第3番の左手の難しいリズム感等を考え合わせると, バッハのことだから,それぞれの曲に各々別々の目的が設定している気がする.もしそうであれば,4つの曲を練習すると言うことは,トータルに見た場合,ピアノ練習としてはバランスがとれていると言うことになるのかもしれない.
現実,現在は第1番は,事実上アップ曲の地位に収まりつつある.まだ一度も完璧に弾けたことがないが,自然にそのように配置されるのも,バッハは計算していたのかもしれない.つまり第1番は,他の曲の練習を補助する役割を果たすようになるといったような…
ということで,お疲れ様でした.
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